とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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【青森城】〔秋〕

斎藤家にベビーブームが到来した。

手始めに18人(男10 女8)が産まれた。

 

「オギャーオギャー」

 

「だー。」

 

「ういっす。」

上から長男の太郎、長女の雪姫、8女の箒姫である。

通称モッピー。

理由は・・・。

 

「・・・フ、モッピーは知ってるよ。父親が大根のこと。」

産まれて1分後のことである。

 

「しゃべった!?」

 

「これも北邦の血?」

 

「いやいやないですよお義父さん。」

 

「子供ながらにわかるのですが・・・お姉さま、これはおかしいですよね?」

 

「モッピーは知っるよ。あなたが正室なこと。・・・モッピーを政略結婚に出させる気でしょ。この悪魔(笑)!!鬼畜(笑)」

 

「うぁぁぁん。」

龍興その場から逃げる。

すると箒姫が追いかけてきて・・・

 

「傀儡乙。」

と言われた。

 

【自室】

 

「ヤバイ、あいつは早くどこかにやらなくては・・・。」

龍興は頭を抱えることになる。

 

〔数日後〕

箒姫のことは孫一に任せ、俺と道元は仕事に逃げた。(財産整理)

 

「失礼します。」

 

「お、どうした?」

 

「米の売買の結果報告です。約30万貫(45億円)程の利益をあげられました。」

 

「だいぶ稼いだな。」

 

「なによりの成果は甲斐周辺の大損害を出した商人を立て直させ、流通網に食い込めました。数百年単位で利益になるでしょう。」

 

「米は転がしたか?」

 

「里見家という上総、下総の大名には滅んでもらいました。」

 

「海賊衆か。雇えたか?」

 

「食いつきましたね。」

 

「後々に彼らの技術も必要になるからな。評定会はなんと?」

 

「2年分の税金分は稼いだと言ってました。この金で塩とにがりの量産体制を整えるとも言ってました。」

 

「確かに塩は生きるために必要だし、北邦では田んぼに少量撒いていたから肥料にもなるのかな?」

 

「畑には絶対に撒いてはいけないですけどね。」

ずいぶんたかったようだ。

 

〔冬〕

残りの3人の側室も9人の子供を産み、合計27人(男15 女12)となった。

 

「さて、俺は仕事に・・・。」

 

「モッピーは知ってるよ。また9人を産ませたことを。」

 

ダダダ

「・・・。」

モッピーこと箒姫は学んだ。

人は極限まで追い詰められると走って逃げることを・・・。

 

「・・・他のお兄さまやお姉さま、弟妹にはない自我があるんだから何か役立つことをしようかな?モッピー偉い子素敵な子。」

数日後から屋根裏にネズミがたくさんでるとの噂が城を騒がすことになる。(箒姫が屋根裏を伝って自室を抜け出すようになったことから)

 

「箒姫の婚約者早く見つからないかな。」

道元の胃痛は終わらない。

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