とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

173 / 310
小田原の役 2

【豊臣家本陣】

 

「支城を3つも落とすとは流石じゃな。」

 

「いえ、太閤様はそれ以上に天下を落とす直前ではございませんか。私めでは到底不可能でございます。」

 

「実に気分が良い。何か欲しいものはあるか?」

 

「・・・恐れながら三好粉吹を欲します。」

 

「ほう。それで良いのか?」

 

「はい。」

 

「では持っていくが良い。」

秀吉は家臣に箱を持ってこさせると中に三好粉吹が入っていた。

 

「ありがとうございます。」

 

「うむ。今後も頼むぞ。」

顔にはあんな茶器くれてやるという顔がまじまじと現れていた。

 

(馬鹿め・・・三好粉吹は三好一族の繁栄に関わっている宝具・・・あらゆる運を上昇させる代わりに寿命を縮めるという効果もあるがな。)

俺はすぐにこれを蒲原研究所に送り、呪いの解除を依頼した。

 

【小田原城周辺 斎藤家本陣】

 

「で、小田原城の設計図は完成したか?」

 

「あぁ、特殊部隊が中を調べられただろ。・・・というか風魔党の風魔小太郎がこちらに付くとは考えてなかっただろ。」

 

「それだけ後北条氏に不満があったんだろ。」

 

「親父、何かしただろ。」

 

「なーに、風魔小太郎の屋敷に忍び込んで茶会しただけだ。」

 

「やめてくれ、あんたが毒殺や殺害でもされた日には・・・。」

 

「あ、降すために就職凱旋しないといけねーんだよな。とりあえず馬の扱いと医療の心得があるから大規模な牧場経営と村医者をやってもらうっきゃねーな。」

 

「どんどん青森が魔窟になっていってるのは気のせいか?」

 

「なーに、北邦が本気出せば終わるから。」

 

「はぁ・・・非常識な。」

数年後忍び集団が化学反応して魔術ではなく忍術を正式に確立するようになり、数百年後に魔術、科学、宗教の3つの陣営を前に北邦の魔術と科学を融合した物と連動して第四陣営として暗躍することになる。

 

【本能寺跡地】

 

「なぁー蒼髪のねーちゃん。本当に埋まっている物見つけたら小判5つもくれるんか?」

 

「それぐらい価値がある物だからね。集めてる奴もいるんだなーこれが。」

 

「変な奴もいるべな。」

 

「だべだべ。」

 

「ん?なんだこれ?」

 

「当たりだよ。」

大きな鉄の箱が4つ出てきた。

 

「槍が20、刀30、茶器25、書物7、キセル5、武具4・・・ふぁー。そしておまちかねのーじゃじゃーん。小判60枚!!」

 

「おぉ!!」

 

「これに私の各自小判5枚をつけて1人小判10枚。」

 

「やったべ!!良いベベ買ってやれるだ。」

 

「金持ちだ!!」

 

「じゃあ・・・と言いたいところだけどせっかくだから報酬上乗せ・・・青森に来ない?農民でも側室持てるくらいには潤ってるよ。」

 

「おら達3男だったりするからすぐに行けるだ。嫁さんも一緒だがいいが?」

 

「どんどん来なよ。」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。