とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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小田原の役 4

「何でですか!!敵なら正々堂々と私と戦いなさい!!」

 

「小生は侍ではない。軍人である。軍人は指示に従うのが前提である。前線の司令官が独自に動くのは上が無能でない限り絶対にしてはならないのだ。」

 

「じゃあ誰が司令官ですか!!」

 

「小生であり、他であり、皆である。」

 

「はぁ?」

 

「つまりだ・・・。」

 

ババババ

 

「煙!?」

そのまま司令官は脱出した。

 

「ケホケホケホ・・・は!?奴は!?」

狐の妖怪は自分が化かされたことに気がついた。

 

「くーやーしーいー!!」

 

〔翌日〕

軍団司令官や、参謀、道元等の隊長クラスが集まり戦闘レポートを作成していた。

「損害・・・15か。やはり特殊訓練(長期間の高密度訓練)の部隊を作った方が良いな。」

 

「北邦と比べるのもなんですが・・・弾薬の製造技術や科学技術が遅れているため個々の技量が左右されてしまいます。」

 

「様々な忍び集団の技術を取り込ませた部隊作成を急ぎます。」

 

「あぁ、また財務部に小言言われるだろ。」

 

「若、頼みましたぞ。」

 

「畜生、約1万の北邦軍に修行に行かせるのだけでも予算で小言言われたばかりなのに・・・。」

 

「我々も新しい道を作ったりしますので・・・。」

 

「畜生。」

中間管理職となりつつある道元だった。

 

〔午後〕

小田原城降伏・・・斎藤軍はすぐに300名だけのこして帰国した。

残ったのは龍興と道元、その側近達と騎馬隊だった。

 

「・・・よし、綿花と椿の苗を手に入れることは出来た。あとは北邦に品種改良を依頼して青森で量産しなければ・・・。」

とにかく産業を伸ばそうとする龍興は必死である。

それにより莫大な富が動いているのだが、それでも足りないと思っていた。

関西ではさらに金が動いていたためだ。

 

「米の量産のために棚田を作ったり、新しい町作りに専門家(ネロがアップを始めた)を呼んだりしなければならないからな・・・金はいくらあっても足りない・・・北邦以外にも貿易をするか?」

数年後イギリスと太平洋航路で貿易を開始するのであった。(青森から果物や海産物の加工品、工芸品、布等 イギリスの商会が東南アジアから胡椒や油、コーヒー等)

鎖国後も貿易は続くことになる。

 

【大坂城】〔数日後〕

北条の一族が処刑されるとそのまま大坂城に赴き、秀吉に頭を下げた。

ここに全国統一をなし得たのだ。

 

【北邦共和国 札幌】

豊臣氏の全国統一の報告を読んだ経済界の重鎮達は日本をプレーヤーとしてみた。

 

「駒はこれですかね?」

彼らは将棋の駒を手に取り桂馬を置いた。

 

「前にしか進めない・・・か。」

 

「早く金になってもらいたいものだ。」

自分達は龍を手に持ちながら呟く。




きた、携帯直ったので更新早くなるかも
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