【青森城】〔西暦1590年冬〕
「本格的にきな臭くなってきやがった。」
「蜂のじじいどういうことだ?」
「政宗来てたのか。」
「おいおい大丈夫かよここの警備は・・・ザル過ぎるぞ。」
「俺がいなくても領内経営は上手くいくからな。」
「だからってよ・・・。」
「まぁさっきの愚痴についてだろ、お前が気になってるのは。」
「あぁ。」
「三十郎!!地図持ってこい。北邦と周辺のだ!!」
「は!!」
「国絵か。それと関係がある・・・!?」
「お前の友の秀次のことではない。あの老害が大陸に進行しようとしているだけだ。」
「まじかよ。日ノ本だけじゃ足りないのかよ。」
「足りねーよ。お前が死ぬまで天下を狙うように老害も世界を納めたいんだよ。」
「まさに狂人だな。」
「お待たせしました。」
ビラ
「これが・・・。」
「南東にある3つの島が日ノ本だ。そのすぐ上にある島に北邦の首都の政都がある。」
「この蒼く塗られた国が全部北邦かよ。・・・この紅いのが・・・朝鮮か?」
「正確には大韓民国な。そして西にある緑はモンゴル共和国。さらに南西にあるインド帝国。」
「まさか・・・。」
「老害が喧嘩を売ったらこれら全てが敵になる。まぁうちは貿易相手だから残されるが・・・秀吉が死んだ後も戦争が続くのなら200万が攻め込んでくるな。」
「どうすんだよ!!そんな大軍日ノ本の兵を集めても拮抗に持っていくだけしかできねーぞ。」
「・・・実際を言うとあっちからしたら老害の爆発なんて軍事演習の延長でしかない。俺が言いたいのは老害に米は出しても兵は出すな。後悔するぞ。・・・あとお前が期待しているスペインはイギリスに海戦で敗北して欧州でいっぱいいっぱいだ。期待するなよ。」
「チィ。・・・さてどうするか。」
「港整備しとけ。北邦に交渉してそっちとも貿易させっから。」
「どういう風の吹きまわしだ?」
「予備が欲しいんだよ。北邦は。俺が改易された時のよ。」
「なるほどな」
「俺の孫が嫁いだ奴が徳川の4男だ。・・・徳川は関東250万石では終わらない・・・必ず天下に届く。・・・おいおい、目をギラつかせてもお前には無理だよ。天下は決まってるんだ。徳川家康・・・いや、徳川秀忠の手に収まるだろうよ。」
「家康ではないのか?」
「歳を考えろ。俺よりも上だぞ。秀吉が死ぬ頃にはじじいになってるから自然に息子にいくたろ。」
「蜂のじじいと話しているとつくつく俺が小さく見えるな。」
「ガキが意気がるな・・・まぁ上手くやれば100万石にはいくだろうな。精々ボロを出すなよ。」
「へいへい。」