【青森城近くの村】〔1年前〕
「こなた遅かったな。」
「信長様もってきたよ~。」
「おぉ。懐かしの武具・・・でかした。」
信長は紅いマントと鉄甲冑、家紋が付けられた兜を被る。
「胸がきついな。・・・しかし。」
全ての防具を着け終わると周りに赤い木瓜紋(織田家の家紋)が現れる。
「ん!?なんだこれは?」
信長が家紋に触れると何かを触る感覚を覚える。
「これは・・・火縄銃。」
家紋から現れたのは火縄銃だった。
導火線に火がついており、私は慌てて地面に向かって発砲した。
ビー
周りにいた村人やこなた五和腰を抜かす。
火縄銃から似つかわしくない光線が出たのだ。
撃った本人である私も驚いている。
〔5時間後〕
私もこなたも五和も宝具である武器か武具、茶器でも自分の家紋が現れては不思議な事がおこった。
私は家紋が20個以上現れて、大小調整できるようで、自身の前方にある山に向かって腕を降り下ろすとビームが大量に出た。
ただし、全力で撃つと山に大きな穴がしまい、自身も気だるさが全身を被った。
こなたは家紋から巻物が現れ、巻物を広げることで青色の弾を出せるようだ。
こなたの場合は喉が渇くようだ。
最後に五和は家紋から槍と弓が現れ、弓だと光の矢が現れ、槍だと光を纏いながら突き刺した部分を消滅させることができた。
ちなみに農民達も持たせてみたがわからなかった。
「龍興に相談するか。こなた、五和安全な範囲で調べていてくれ。」
「わかりました!!」
「りょーかい。」
第六天魔王信長、聖天忠臣成利、準古今伝来継承光秀この名称が後にキリスト教に伝わる。
それが意味することとは・・・。
【北邦共和国 北海道のとある財閥】〔時間は戻り〕
公害問題を予測した財閥が脱硫装置を開発した。
既に石炭を使った蒸気機関の運用が広がりを見せていたので脱硫装置は魅力的な商品だった。
財閥だけでなく軍も装置の取り付けを急がせた。
硫黄も火薬を造るのに必要不可欠だからだ。
火薬は大砲を使った戦術を採用している北邦にとって生命線だったので備蓄も進んでいた。
・・・が、日常的に採掘や工事で使われる爆薬によって硫黄不足に陥っていた。
窒素肥料から火薬にするためにも硫黄が必要だからだ。
脱硫装置設置義務付けが採用され、火薬の値段が下がり、さらに採掘や工事が進むため結局需要が増えてしまい、硫黄不足は解消しなかったが・・・。
「どこかに大量に硫黄を取れる場所は無いものか・・・。」
頭を悩ませる参謀達だった。