〔数週間後〕
「最近肉を食っとらんのー。」
「ふえ?」
水銀燈と食事をしているときに私は呟いた。
ちなみに水銀燈は口一杯にもやしとジャガイモの炒め物を食べていたため、変な声を出した。
ゴクン
「雪でロボット達を狩りに行かせてないからでしょ。お母さま。」
「そうなのじゃ。・・・じゃがふと思っての。2日に1匹ペースで狩っていたら周辺から鹿がいなくなってしまう。」
「どうするの?私はあのお肉好きよ。」
「飼育したいのじゃが・・・エサがそこまで確保できるか怪しくての。」
「エサ?牛みたいに放して飼ったら?」
「鹿は野生だからどこに行くかわからん。・・・エサ、エサ・・・しかたない。あれを買うか。」
「買う?買うってなに?」
「水銀燈には教えてなかったな。水銀燈はジャガイモをいっぱい持ってます。隣にいる人は水銀燈の大好きな鹿の肉をたくさん持っています。水銀燈は鹿の肉が欲しいです。どうするか?」
「持ってるジャガイモを渡して交換してもらうわ。」
「しかし鹿の肉を持っている人はジャガイモではなくもやしが欲しかった。」
「諦めるしかないじゃない!!」
「そこで登場するのが金じゃ。」
「かね?」
「ジャガイモと鹿の肉を交換するために必要になるのじゃ。・・・まぁ現物がないから上手く説明できないが・・・時期が来たら教えるのじゃ。」
「はーい。」
「さて、水銀燈こっちに来るのじゃ。」
「ん?」
ピ
「うわ!?まぶしい!!」
「N89632、クローバー、てんさい、ニンジン、大根、寒冷耐性薩摩芋、種芋及び種1袋・・・口座xxxのyyy番。」
『ご注文承りました。』
ピ
「お母さまこれは!?」
「さっき言った物を買う行為じゃ。私がここで生活する前に神界で働く・・・いや、金という対価を今払ったのじゃ。」
「へーって!!この光る箱はなに?」
「3Dテレビ電話か?ん・・・神のいる世界の物と言えば良いかの。」
「神の・・・。」
「こら。迂闊に触るな。変に弄れば私達は魂ごと消されるぞ。」
「ひ!?」
「これを使うのは緊急時と神界でなにかおきた時だけじゃ。」
「今回は緊急時なの?」
「いや、水銀燈へのプレゼント・・・贈り物じゃ。」
「贈り物?」
「私の子になってくれたお礼じゃ。親は子に頑張ったらご褒美を与えるものじゃ。だから鹿の肉が食べられるようにするのじゃ。」
「ご褒美・・・ありがとうお母さま。」
「うむ。さて、来年は忙しくなるぞ。頑張って美味しいものをたくさん食べ、よい生活をするぞ!!」
「はい!!」
翌日通販で頼んだ物が届いたのだった。
次のドールはだーれだ?
答えは数時間後