とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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決定打

道元が更に離反した里見義康を討ち取ったことで東軍の右翼は立て直すことに成功した。

これで左翼は優勢、中央は拮抗、右翼は若干の劣勢と言う感じであった。

 

「最前線だから被害が・・・。」

初めて500人超えの損害が発生し、武器の損耗も激しかった。

 

「大将方・・・何かありますか?俺達ができることは。」

 

「道元中将、今決定的な攻撃をすることは我々はできません。」

 

「まぁ・・・あれだ。」

真ん丸に太った腹を擦りながら彼は答える。

 

「伊達の小僧が止めを刺すだろうよ。」

 

「では島津と協力しながら・・・」

 

「それでよろしいかと。」

スーツの汚れを手で払った初老の大将は断言する。

 

「勝ちましたな。」

 

【東軍左翼】

史実では小早川秀秋が寝返りをした場所に伊達政宗はいた。

 

「小十郎・・・あれか?敵の大将がいる場所は。」

 

「は!!宇喜多秀家はあそこにいます。」

 

「けっ。豊臣秀吉の威光もこれで終わりか。あっけねーな。・・・成実も思うよな。・・・あれ?」

 

「殿、成実殿なら手勢1500名を連れて突撃しました。」

 

「はぁ!?あいつまじで何やるかわからん!?」

 

【伊達成実隊】

 

「(#`皿´)」

 

「成実様は突撃と仰っておる!!突撃じゃ!!」

 

「Ψ( ̄∇ ̄)Ψ」

 

「成実様より鉄砲隊に合図!!」

 

「(つД`)」

 

「部下の死で悲しんでおられる。」

政宗がわからないのも無理はない。

実際に成実の部下の数名しかわからないのだから。

しかし実力は凄まじい。

 

【徳川本陣】

 

「なに!?敵左翼が崩壊した?」

 

「伊達家重鎮伊達成実殿の突撃が宇喜多秀家の重鎮3名を討ち取ったようです。現に宇喜多秀家隊が敗走しています。」

 

「追撃だ!!ここで削れるだけ削るのだ!!」

左翼が崩壊した西軍は連載で中央も崩れ、結果勝っていた右翼まで崩壊することとなる。

追撃戦により豊臣家の配下が多数討ち取られ、宇喜多秀家は領地に戻る最中に落武者狩りにあい、重傷を負った状態で井伊直政隊に見つかり、大友の2武将のうち立花は陣中にて切腹、高橋は刀傷が元で病没と、大友家の影響力は更に低下することとなる。

 

【大坂城】〔数週間後〕

 

「これにて終わりです。」

家康が一応まだ立場が上の秀頼に挨拶し、秀家の処分等を書いた紙を見せて関ヶ原の戦いは終わった。

 

【京都】〔数日後〕

家康が征夷大将軍に任命されることを天皇約束させることに成功したので、天下はついに徳川のものとなった。

 

【江戸城】〔数週間後〕

 

「青森藩35万石と蝦夷貿易の許可を斎藤道元に任命する。」

 

「ありがたき幸せ。」

俺と道元は頭を家康に下げた。

 

「松平忠吉に徳川の名を名乗ることを許可し、旧秋田家の50万石、蝦夷貿易の許可に奥州鎮台を命じる。」

 

「ははぁ!!」

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