とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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北邦の8年間

〔時間は戻り西暦1592年冬〕

星二号作戦は順調に進み、更にSBはついに成果を出した。

 

「ネジの原理か。」

ライフリングである。

時計技師がSBに呼ばれ、必死に命中精度を上げていたところ、たまたま試作した物がライフリング加工された大砲だった。

命中精度、射程の項目に余裕が出来たため、何とか陸軍の要望に答えることが出来るようになった。

・・・北邦の恐ろしいところはそこで完結しないことである。

ライフリング加工はすぐにプレス加工と組み合わされ大量の大砲を所有できるようになり、ライフリング加工は鉄砲にも応用された。

更にネジを止める金具にもライフリング加工の有効性が実証され、さらなる精密機械を作ることか出来るようになった。

蒸気機関の発展も合わさってゆったりとした産業革命が始まるのであった。

 

〔西暦1598年秋〕

北邦全範囲鉄道計画が採択され、国家の一大プロジェクトが開始された。

また、自転車の普及により自転車用道路、馬車道等の整備も合わさってインフラ大改造が始まる。

 

〔冬〕

 

「この理論を原理主義の基礎と命名する。」

ある地方大学教授が上記の社会主義の名前を原理主義と変えた理論を発表したが、総スカンをくらう。

 

「人間皆平等だったらキョンシーは違うことになるし、侵略軍も我々と同じなら我々も侵略軍と同じと言うことになるだ!!」

あってるようで間違っている回答が新聞に掲載されたがためだった。

この国は個人主義ではなく国家社会主義である。

後に持論を撤回した教授は国民共同体なる国民の余力を分配することで全国民が幸せになればいい、但しそれらは雇い主や労働者の立場は必ず有りうるためそれを調停するのが政府でもあると回答している。

 

〔西暦1600年春〕

政府が大韓民国政府と技術交換をし、海軍の情報とインフラ関連を交換した。

ただし、大韓民国は機関車をまだ正確に理解できていないのでレールの上を馬車でひかせるのが伝わった。

 

「海軍・・・あれ?いるか?」

芳香ここで海軍が無いことに気がつく。

 

「・・・イギリスの船をパクるか。」

設計図はある(スペインやイギリス)ので木造大型戦列艦が製造開始された。(輸送船の方が大きくて速い船なのはご愛敬。)

 

「私の知識では産業革命は無理じゃからな・・・ここいらで更に教育をあげる必要があるかの・・・。」

金糸雀の指導のもと、拡大教育が始まる。(詰め込み教育の強化版)

 

「国民総賢人化計画かしらー。夢が広がっていくかしらー。」

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