とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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青森の政治

【青森】〔西暦1608年冬〕

この国初の選挙が実施された。

ただ徳川の監視もあるため色々な工夫が施された。

まず評定会の議席を120に増やし、その下の部署に各約1000の官僚を付けた。(軍人は士官を除いて例外)

合計すると7980名にもなる。

この約8000名にもなる公務員を表向きは武士とし、記録上斎藤家の家臣とした。

更に道元が必死になって周りの主従関係を把握した結果、評定会議長を大老、評定会長を老中筆頭、各課長を老中、その他も役職ごとに建前上の名前を付けた。(まぁ使われるのは外部に渡す書類上だけだったのでここまではあまり関係がないが・・・)

それを利用して議長選挙をおこなったのだ。

まぁ大頭領のようなものだ。

まず選挙管理委員を勤める10名に出馬を表明する書類を提出、次に出馬する者達が集まり顔会わせをし、選挙期間である半年間選挙活動をする。

絶対的なルールとして徳川幕府や他の藩の人物と接触するのは絶対の禁止行為とし、親族や知り合い経由で頼むのも禁止された。

・・・で選挙期間終了間近になると投票用紙が各家に1枚渡される。

家単位なのは人口が完全に把握できないのと政治的な要因のため。

そして各村に置かれている目安箱(通常時は要望を書いていれるための箱)に投票用紙を入れて集計。

結果議長が選ばれ、会長を任命して終わりだ。

・・・で議長就任期間は10年とされ、2期までとされた。(20年まではO.K.)

他にも郡長(現在の県長に当たる)決め選挙も期間は1ヶ月だが似た形で行われたりする。(就任期間は15年まで)

これだけなら一応現代でもありそうな選挙だが、ここから大きく違う。

まず議長には一色という苗字が与えられる。

一色というのが議長という王冠と思ってもらいたい。

形式的には養子である。

一色家という架空の家が与えられ幕府等には議長が変わるごとに一色家に養子が入ったことを報告するためだ。

これと同様に会長にも豊田、町田、石田、弐田、竹田、松田、菱田の架空の家に入ることになる。

で、任期が終わり、議長を辞めると元老という地位と佐藤という苗字が与えられる。

元老は江戸屋敷の管理人となり、幕府との連絡役にもなる。

なので今後元老が3人いるとかの状態になりかねないがそれはそれで管理が楽になるため認められた。

・・・現在元老には例外処置として龍興が就任し、江戸屋敷に送られることになった。

 

「おい!!人質じゃねえかよ!!」

悲しいかな・・・龍興には決定権はないのだ。

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