とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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貿易

【北海道】〔西暦1609年冬〕

徳川幕府との貿易でついに硫黄の需要量に追い付いた。

ゴム、火薬、農薬、製鉄・・・北邦の最重要資源だった。

それだけで約6000億円分を輸入したため北邦だけでなく徳川幕府は貿易により莫大な財産を手に入れたのだ。(江戸幕府の直轄地の税収が約6000億円、全体でも9000億円である また、決算は全て銀でおこなわれた)

幕府は色々な物を輸出したため合計1兆もの金を手に入れ、その金を使い生糸、ウール、着物、香木、大砲、酒、毛皮、砂糖を輸入した。

北邦は貿易赤字であったが、インドとソ連で黒字だったので困ることはなかった。

 

「久々に本気になるですぅ!!」

硫黄と電気により完成したハーバーボッシュ法を使って作物の収穫量が上がったため、翠星石が雛苺、はがせと協力して農業の半永続的繁栄・・・高速サイクルを確立するために動いた。

 

「他の財閥にも噛んでもらえたよ。」

 

「さすがはがせなのー。」

 

「えへへ・・・。」

 

「助かるですぅ。」

そんなこんなで会議が始まる。

 

「まずなんだかんだ言っても大半の貿易の主力は穀物や野菜類・・・北邦のアラスカ、農南、農北と3大食糧生産地は豊かな土壌ですが、このままだと地下水不足で不毛の大地になる可能性もあるですぅ。・・・まぁ点滴農法で米以外は大丈夫ですが・・・。」

 

「米は確かに水が必要なの。」

 

「そ・こ・で、水の輸送と土壌の悪化を防ぐ方法を考えて欲しいのですぅ。」

 

「・・・巨大パイプラインを作る・・・のはきついよね。」

 

「土壌問題は頭を悩ますの・・・。」

 

「・・・植物が育つに必要なのは水、光、酸素と二酸化炭素、土の栄養・・・ですぅ。」

 

「・・・とりあえず研究機関を増やして当たりを探すしか無いの・・・。」

 

「せめてLEDが有れば・・・学園都市の地下菜園ができるですぅ。」

 

「電気の供給問題もあるの・・・ダム造りと海水浄水装置の開発、栄養剤で我慢するしか無いの・・・。」

全人口13億と周辺合わせて20億、更に移民中の第二の母星に対しての供給もあるので、食料生産関連は軍事技術よりも優先されていた。

 

「実験のために北海道農業大学の倍の広さの農業都市を作るですぅ・・・。」

農園都市と呼ばれる学園都市を農業特化にしたものが5つもできるほどだからその力の入れようがわかるだろう。

 

【青森城】

 

「さて、生け贄の父親(龍興)は江戸に行ったから全市制を目標にするだろ。」

村と町を全て市レベルの人口にしようとする動きが加速した。

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