とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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家光

〔西暦1611年秋〕【アジア】

北邦の予想通り冷夏となりアジア全体で飢饉が発生した。

北邦は第二の母星に強制疎開を決行したことで約1億人の食料削減した。

・・・が、日ノ本では関西を中心に大飢饉が発生し、約20万人が死亡、大韓民国、モンゴルでは備蓄を食いつくして難を逃れたが、台湾、東南アジアでは飢饉により全滅という最悪の結果になった場所もあった。

・・・人口全滅で一番心配されたソ連は数年前から地道におこなっわれてきた農業の集団化、効率化、北邦からの肥料の輸入、ジャガイモ等の作物の多様化、畜産業の強化により逆に輸出するほど余裕があり、軍役の改変、第一次産業と流通網整備に国家予算の大半を使ったことで現状は社会主義の基礎作りに奔走した。

今回の件で飢餓で麻痺し始めていたインドはソ連編入主義が生まれることとなり、カースト制度の崩壊が始まった。

 

【ソ連 クレムリン】

 

「・・・軍を半分放棄して正解だった。」

 

「流石です。同志サヤカ。」

サヤカは現在共産党最高指導者兼人民委員会議議長という独裁体制をひいていた。

軍の縮小は民間人からなる赤軍が元軍人からなるソ連軍を吸収したことにより達成し、赤軍幹部はサヤカとソビエトに忠誠を誓っていたために軍縮を受け入れられたのだった。

 

「あたしの代では国力回復だけに注ぎ込みます。」

 

「それがよろしいかと同志サヤカ。」

 

【インド】

絶賛内戦中である。

人口があるのに政府が弱いと内戦になるのは自然の理である。一応北部を完全に押さえているインド帝国が優性だが、内部にはソ連編入主義者や反政府主義者がいた。

一方中部では群雄割拠であり、人口の2%が消滅する激しい戦闘が続いていた。

南部はイギリスがアジアで打撃を受けたためその損害を補填するために大規模な移民を開始し、オーストラリアの代わりに流刑地としての役割もあった。

 

【第二の母星 銀星】

豊かな大地に大規模な農園、今回の件で工場も建てられ比較的順調だった。

また、この星経由で北邦に神界からの家畜を輸入したりしていた。

そんなこんなで結構儲かっている。

 

【青森】

 

「人の不幸で飯が旨い!!」

財務課が不謹慎な発言をしているが、輸出することが可能だった青森では跳ね上がった米相場によって天文学的な利益を得たのだ。

支配下の商人を使って借金漬けにした技術者や学者を青森に招くことで更に国力と技術を上げるという恐ろしいことをやっていたが・・・。

更に競馬場、藩営賭博場、藩営風俗等もできた。

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