【青森城】〔数週間後〕
こちらもこちらで千早商会のおこなった経済戦争での後始末でどたばたしている時期であり、そんな時に北邦の元最高権力者が来るといったら絶対にクレームの類だと覚悟していたため、千早商会会長のちひろ(7歳)が白装束を着せられて背中にはいつでも火をつけて殺せるように藁の束を背負わされていた。
「横暴反対!!」
残念ちひろ、味方はいないんだよ。
・・・で、完全に旅行気分で青森を訪れていた芳香は青森城に連れていかれ、(建前の)城主と評定会議長の土下座を前にして一言
「私はなにをしたのじゃ?」
混乱しまくりである。
2時間の質疑応答にて誤解は解け、ちひろも解放となったが、芳香から
「ちひろ、他人に恨まれたら商人は2流以下になるのじゃ。何人の民をインフレやデフレで傷つけた?それを考えないと辻斬りにあうぞ。」
「き、気をつけます。」
ちひろが儲けた金で蒸気機関車と低金利の銀行を作るのはこの会話がきっかけだったと数百年後の歴史書に書かれることとなる。
【青森城下 信長の別荘】〔数日後〕
ハクは青森城に置いて、アルコールを抜いてもらうことにし、私は文通していた信長(魔王)と会談するために信長の別荘に来ていた。
「お主が芳香か。・・・なんだか北邦を作ったって割には覇気がないな。」
「第一声がそれか・・・まぁ覇気を出すほど何かをしようって気はないからのー。しっかし実物はこんなに大きなたわわとはな。」
「胸を見るな胸を。・・・で、そんな暇な芳香はなんで青森なんかに?」
「なに北邦の盾を見に来たのと、寺巡りをな。」
「寺?なんでまた。」
「書いてなかったか?私は仏教徒じゃが、北邦には神社はあるが寺はないからの~。・・・まぁお主が仏教徒と戦っておったことも聞いておる。嫌な顔をして・・・子供じゃないのだから顔を作るようにしないと後悔するぞ。」
「・・・死ぬ前に言って欲しがった。」
「お互いにキョンシーじゃからな。今更くよくよしてもしかたなかろう。それよりも今後をどう生きるかじゃよ。・・・まぁ夢に向かって頑張るのじゃぞ。」
「もとよりそのつもりだ。」
「その顔じゃ。良いじゃないかの~。」
芳香は信長とその後も色々話し合い、お互いのことを知っていった。
また、本能寺の真実や歴史の裏側を聞くことができた。
「そうは言えば・・・五和とか言う部下はどうしたのじゃ?」
「五和なら歴史書を作りに旅立った。なんでも日ノ本の歴史を完璧に調べたいそうだ。」
「面白いやつなのじゃな。」
「行動力があるやつだからな。」