〔2週間後〕
20畝つくった田に水をはり、均等に印をつけた縄を田の底に沈め、どこに植えるか明確にすると、事前に種米を苗にし、ロボット2体と私で田植えを始めた。
水銀燈と金糸雀はやり方がわからなかったので今回は見てもらい、別の場所をやってもらうつもりだ。
キョンシーとロボットなので疲れることはないので休憩なしで1畝を20分のペースで終わらせた。
「ふー。足腰にくることはないのじゃが・・・何となく疲れたように感じるのじゃ。」
「お疲れ様お母さま・・・綺麗ね。」
「苗が綺麗に植えられてるのかしら。何でバラバラに植えてはいけないのかしら?」
「・・・休憩がてら説明するのじゃ。」
私は地面に田の絵を書きながら説明を始めた。
「綺麗に苗を植えるのは苗に日が当たりやすくしたり、雑草が取りやすくできるのじゃが・・・これは後々わかる。簡単にわかるのは私達は呼吸・・・息を吸ったり吐いたりするじゃろ。苗・・・いや、そこら辺にある草でも人と同じように呼吸をしているのじゃ。洞窟の中で毎日生活したら息苦しくて生活もきついじゃろ?」
そう言うと一部納得したようだが植物が呼吸するのは信じてないようなので、私はビニール袋を家から持ってきて
「水銀燈か金糸雀息をおもいっきり吐いてみて。」
水銀燈が袋を持ち、中に息を吹き込んだ。
透けていたビニール袋が息で曇った。
「じゃあ・・・これでいいかの。」
私は近くにはえていた他より少し背が高い雑草にビニール袋を被せ、輪ゴムで口を縛った。
「少し時間がかかるから他の田に苗を植えるのじゃ。」
私達は田植えを再開した。
〔1時間後〕
2人が慣れてないので3畝しかできなかったが、一旦休憩にした。
2人はビニール袋を被せた植物が気になっていたのか、水銀燈は走り、金糸雀はお腹に赤ちゃんがいるので急ぎ足で先ほどの場所に戻った。
「曇ってるわ。」
「本当かしら。」
「これでわかったか?」
「他にもあるの?」
「まぁ色々良いことがあると言っておくのじゃ。詳しく知りたかったら本に書いてあるからそれを読んでわからないところがあったら私に質問してほしいのじゃ。」
「「わかったわ」かしら。」
「じゃあ続きをするのじゃ!!」
約5時間ほど続け、田植えは終了した。
【夜】
さっそく水銀燈と金糸雀は本を読みだしたが畝、反、町、石の単位がわからないようだ。
「・・・じゃあ教えるぞ。畝は1つの田んぼの大きさじゃ。私と水銀燈でつくったがだいたい均等な四角形じゃろ。あれを畝と言うのじゃ。これを10畝集めて1反と呼ぶんじゃ。1反は1石とも呼ばれ、普通なら1石は私達(本来なら成人男性じゃ)が1年間食べられる量を表すのじゃが・・・先ほどの綺麗に植える方法なら普通の2倍、さらに米が神界の特殊米じゃ。結果7~9倍の収穫量になる。だから間をとり私達は20畝を持っとるから何事も無ければ16石の収穫が可能じゃ。色々言ったがわかったか?」
「「はい。」」
「ならそろそろ寝るのじゃ。油が心許ない。」