とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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寛永の改革 2

【大坂】〔西暦1633年春〕

将軍家光は使節団が北邦(大韓民国)にいる間にも改革は進む。

 

「セッセッセッ。」

 

「いっせいの!!」

 

「壱班遅れてるぞ!!」

大坂城の改修工場と堺の拡大工事がおこなわれていた。

堺は現在越後屋(三井の前身)、住友、鴻池の生き残った両替屋と今井、津田、茶屋、角倉を含めた7家からなる豪商が堺を仕切っていた。

青森と堺の経済戦争にて敗北した彼らは関西の人脈と幕府の改革を追い風として自分達の富を貯えると、そこから協力して青森に負けない経済力をつけるために様々な

融資をおこなって産業を独自に育てていった。

幕府はこの動きに乗っかって、青森藩から輸入した製紙工場、製糸工場等の官営工場を建て、その技術を民間に転用させた。

 

【江戸】〔冬〕

帰国した使節団は幕臣や忠吉はすぐに近代産業への改革を求め、他の藩の家臣達は自分達の藩を豊かにするために戻っていった。

 

「伯父上、北邦はいかがな場所で?」

 

「うむ・・・見たこともない鉄の箱に車輪がついた物が煙を出して走っていたり、工場からは大量の物が波のような勢いで作られていた。しかもからくりが大部分を占めていた。」

 

「ううむ・・・直接行っていないからわからんな。」

 

「青森では実験段階ですが鉄の箱の運用に成功したようですな。」

 

「なに!?・・・なら我々も急がなければならんな・・・技術者を呼ぼう。」

 

「この国にですか?」

 

「そうだ。北邦、青森、大韓民国、オランダやイギリスも・・・とにかく豊かにするためにできることはやろうと思うが・・・。」

 

「この忠吉は賛成しますぞ。」

 

「ではすぐに発布せよ。」

 

「は!!」

この瞬間に家光は昨年に作った緊急時の大老に忠吉を置く。

とは言うものの、家光も権力はガッツリ握っているので忠吉は副将軍という立場となる。

 

【北邦】〔西暦1634年春〕

 

ガヤガヤ

技術者募集について北邦政府に打診した徳川幕府に対して失業者(ちひろの経済戦争にて)対策として大々的におこなうことを発表した。

すぐに低収入の若者がこれに飛び付いた。

 

「「「日ノ本を強化すれば大韓民国のシーパワーに対しての守りができる。」」」

と若者は考えたのだ。

大韓民国は長年の同盟国だが、海でフリーハンドを今までの様に与えるわけには政治的に許せるものではなかったのだ。

結果、初陣だけで10万人が派遣されることとなる。

 

【萩】〔夏〕

 

「もっと深くしないと育たねーべ。ちっと見とけろ!!」

北邦から派遣された若者は幕領だけでなく様々な藩に振り分けられた。

近代改革はまだまだ続く。

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