とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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チューリップバブル

【オランダ】〔西暦1637年夏〕

オランダでバブル経済の崩壊が発生した。

ただ、小規模だったため数人の成金と十数名が首を吊っただけで混乱は済んだ。

ただ影響は北邦とソ連に波及する。

北邦は過剰な投資はかえって市場を混乱させるという教訓を得たためこの後個人の借金の限界が儲けられることとなり、自己破産禁止令も議会から発表された。

自己破産禁止令は自己破産申告自体は許されるが、損失分を現物差し押さえと星二号作戦に強制参加か危険な仕事への強制勤務のどちらかを選ばされる。

・・・まぁ星二号作戦参加がほしいんだが・・・。

・・・で、ソ連はというと・・・

 

「やっぱり資本主義(帝政)って糞だわ。革命輸出しなくちゃ。(使命感)」

という連中が10年後に大量生産されることになる。

今まで愚民だった奴等にいきなり学習させればこうなる。

サヤカが恐れていた拡張主義に転じたきっかけがばらまかれることになる。

 

【青森】

食料をただ作るのでは他の藩に負けるため、評定会はいち早く食品加工工場の拡張と漁の水揚げ量向上に躍起になった。

 

「貨幣は回転率が高ければ豊かに、悪ければ貧窮するのです・・・回転率を上げる方法?学(者の涙ぐましい努力)と物(質的な人の犠牲)です。」

千早商会の格言である。

まぁ千早商会だけでなく対抗できる企業群が青森のこの転機にボチボチ出現し始める。

 

【薩摩藩】

修羅の国薩摩・・・その地では毎日のように人の血が流れていた。

何かしっぱいがあると誰か切腹か斬首であり、恐ろしい反面、技術関係や藩の政策に対しては命懸けで遂行するためあらゆる面で速いが違った。

 

ザシュ

「いいか、おいどんば気短いけんね。半年後までにこれできんかったら転がっとるめーもんみたいになるけん。覚悟せんしゃい。」

それはクリッパーであった。

沖縄に難破したクリッパーを韓国人を脅(5名死亡)して奪い取り藩に持ち帰っていた。

工事中に下級武士12名、現場監督2名、町人10名、農民5名、上級武士1名の犠牲が出たがクリッパーのコピーを5ヶ月で完成させるという事からどれだけ研究速度が速いかよくわかるだろう。(幕府1年2ヶ月 土佐藩2年10ヶ月)

この薩摩の狂人じみた開発能力、研究能力、(修羅補整)は後々の薩摩の悲劇と呼ばれる大事件の引き金を引くことになるとはまだ誰も知らない・・・。

 

【北邦】〔西暦1640年春〕

 

「やっと・・・全面開通・・・長かった。」

新設された鉄道省悲願の全路線機関車投入の完了と鉄道全路線開通である。

史実のシベリア鉄道を線路を並列5線引いた感じのが完成する。

なお、鉄道省はこれによりダイヤルマスターが過労により多数倒れることとなる。

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