【水戸藩 芳香宅】
ニャル子は芳香の言葉を台所で聞こえたため、面白い物とお茶を持って芳香の所に戻っていった。
・・・それは芳香が大切にしていた巻物である。
「どうぞ。」
「うむ!!」
光圀はお茶を受けとるとすぐに飲み干した。
「旨い。」
光圀はそれだけいうが、何か格好いい言葉でも頭の中で探しているのだろう。
光圀の側近の1人は北邦に通じる者であり、情報はとある機械(神界製のパソコン)で調べていた。
(まぁ情報を閲覧するだけの機械じゃからその情報を得るためにはスパイがいるんじゃなか。・・・北邦のネットワークは怖いのじゃぞ。)
「よいしょっと・・・。」
ジジジジジ
私は巻物を思いっきり引っ張り、高速で回転する巻物からは本が飛び出してくる。
「「「おお!?」」」
光圀の護衛も驚いている。
「光圀様、お読みください。」
光圀は近くに散らばっていた本のうち1つをおもむろに開き始めた・・・。
〔35分後〕
光圀の護衛達も毒味役1名を除いて皆が各々に本を読み出して十数分・・・光圀は「お茶」としか言わないほど真剣に本を読んでいた。
全てを読み終わったか、キリが良いのかは知らないが、光圀は本をゆっくりと閉じて私の眼を見た。
「・・・そなたがこの本を書いたのか?」
「そうじゃ。全ての本は私が書いた。」
ババ
「私に学を教えてくだされ!!」
光圀は土下座をした。
護衛達は止めようとしたが、光圀は土下座を既にしてしまった。
それは主命ということとなる。
「・・・光圀様、私は宮古芳香ともうします。私は学をあなた様に与えましょう。」
「おお!!」
「ただし、私は基礎しか教えられませぬ。軍はここにいるニャル子が、産業はハクが出来ます。我々は3人で生きてきました。」
「先生の教えが受けれるのならば!!」
「この本を私からあなた様に渡しまする。・・・自分なりの答えを導き出すことができたのならばここにまた来て私達を登用してください。でなければ学は身に付きませぬ。」
「わかった。受けとるぞ先生!!」
不敬罪で斬首もあり得るが、芳香の渡した日本の歴史書(全国版2375ページ 著者芳香)は光圀の心理に確かな変化をもたらした。
その後暴れることもなくなり、言葉づかいは良くなり、礼儀正しくなとていった。
周りでは若の変化を喜び城下の民の不安も少しずつなくなっていった。
(芳香先生・・・あなたは北邦の民・・・いや、元指導者だった偉人・・・なぜこんな場所に・・・。)
徳川の情報網をフルに活用した結果、宮古芳香の身元を突き止めた。