とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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西暦1643年目

【水戸藩】〔西暦1643年夏〕

天草一揆が鎮圧されたとほぼ同時に光圀は芳香を登用した。

事前に芳香達の家で

 

「覚悟は決めました。・・・貴女が私を利用するのなら私は貴女を利用するのみ。・・・とりあえず大奥で生活を約束します。当主になるまでは我慢してください。」

 

「なら、まだ自由が欲しいのじゃ。大奥では資料作成も進まんじゃろうし。」

 

「任せます。」

 

こうして芳香達は光圀の臨時の家臣となった。

水戸学はこうして始まっていく・・・。

 

【江戸城】〔冬〕

 

「将軍を家綱に譲る。」

家光、風邪を拗らせて死期と勘違いし、家綱に将軍職を譲ってしまった。

 

「父上、この身を呈して国を豊かにしていきまする。」

 

「頼んだぞ。」

 

「は!!」

ここに24歳の徳川家綱が将軍となった。

【家綱の部屋】

 

「伯父上、この家綱将軍となり、神国の発展をおこなっていきますよ。」

すぐに家綱は伯父であり老中予定の保科正之を召集した。

 

「上様、おめでとうごさいます。」

 

「初めの仕事としてやりたいことが3つありましてね・・・。伯父上に順番を尋ねたくなりました。参勤交代の制度化、琉球の島々の一部を直轄領、小笠原諸島の領有化。」

 

「順番としましては参勤交代を先におこなうのがよろしいかと。次に小笠原諸島の領有化、最後に琉球ですな。島津家との関わりもありますから。」

 

「ふむ・・・どうしましょうかね。・・・今大御所は病にて床に付していますからね。やれることはやりましょう。」

 

「技術革新はどうしますか?」

 

「大老の忠吉伯父上に任せることにします。私は私にしかできないことをしなければなりませんからね。」

ホーホホホッホと部屋に笑い声が響く。

 

【北邦】

フランスでルイ14世が5歳で即位した頃、北邦では久々に政権交代がおこり、中央党のネロが議長となり、大統領制、連邦制に移行を宣言した。

 

「余は更なる発展のためにこの巨大化した北邦を各州による競走をすることによって意欲を、人間の潜在的存在する向上心を刺激する。余は断言する。この国に住む全ての民の給料を倍にすると!!」

平均月収22万円を平均月収44万円にする宣言は新聞では叩かれたがネロならやってくれると国民は期待した。

 

「まずは妖精達の力を増やそうか。」

ネロは政府企業や財閥が所有していた妖精の解放をおこない、産業革命の加速を狙い、最新技術である電灯の量産で会社での活動時間を延ばしたりと給料は上がるが、仕事時間は延ばすと飴と鞭の政策をおこなった。

 

「・・・トラクターのエンジンと無限起動を改良し、国民の移動手段としなくては・・・。」

北邦では車ではなく一家の移動手段としてトラクターが流行りそうである。




家綱の性格はフリーザ様
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