〔西暦1662年春〕
北方戦争が続くなか、龍興が病死し、キョンシーとなった。
チヨという老婆になり、これからも青森を見ていくらしい。
4代目の西龍も44歳となり、御意見番の地位を確立しながらも幕政には関わらないため譜代達には喜ばれたが・・・(将軍である家綱は次期将軍(嫡男)である家義の保証人になって欲しかったらしく裏経由で打診はあったが)
そんな時勢の中、芳香の補助アーマーの片方が壊れた。
当時の最新式だったためステルス機能付で、アーマー自体が見えていなかったが、老朽化してついに片腕のステルスが切れてしまった。
「・・・不味いのじゃ。・・・骨折で数ヵ月は持たせるしかないのー。」
ただでさえ陰ではおなごがでしゃばりおってと思っている人がいるのだ、この間に政争なんて起こったらただでさえ紛争が燻る水戸は大炎上不可避である。
そんな芳香の不安は杞憂であった。
数週間後には神界にいる翠星石から最新式のアーマーが送られてくることになる。
《そろそろアーマーの寿命と思って送ったですぅ。芳香のことだから忘れてそうで怖いから紙にでも書いて忘れないようにしておくですぅ。》
「感謝じゃな・・・。」
芳香は水戸の名産品の詰め合わせを翠星石に返お礼としてすのであった。
【神界】
数えきれないほど管理する世界が増えた影響か神界で取り扱う物も多種多様であった。
その分値段も張るのだが・・・。
「それでも買う価値があるのが凄いところですぅ。」
翠星石は今回は農業技術をここ神界で学ぶために来ていた。
一応ここ神界でも差別とは言わないが、神界以外から来た者に対しての技術提供は100年前までとなっていた。
・・・まぁ今は管理している側なのでタッチパネル1つ押すだけでその宇宙空間にいる全生物を処分することも可能だが・・・。
恐ろしいと思いながらも翠星石は下宿しているアパートに戻っていた。
「・・・ドラえもんの道具が沢山あるですぅ・・・もしもボックスを作ろうとした馬鹿が逮捕されたですか。夢がねーですぅ。」
前世が女子大生のためドラえもんやポケモンは小さい頃にアニメを見ていたので結構知っている翠星石はカップラーメン(黒ごま、白ごまトッピング 味噌味)をズルズルと食べながらニュースを見ていた。
なお、一番好きなアニメは昭和ガンダムシリーズである。
「200分の1スケールのガンプラがリアル使用で設計図を電子パネルに写しながら作ったら、コントローラーで動いたのは驚いたですぅ。・・・この世界のバ〇ダイナ〇コの力は凄いですぅ。」
こうコメントしている。