市街戦はまさに泥沼化してしまったが、旧南方将軍はアラスカの戦争の総司令官に復帰し、逆襲に転じた。
「のんびりもええが・・・そろそろオイタが過ぎたんやで~。」
企業にいた私兵を徴集し、反撃に移る。
「そもそもテロは防御しても無駄や。敵の本体を潰すまで進む。」
速度はゆっくりであるが、1日10キロの行軍・・・全兵力50万・・・高々1000名が勝てるはすがない。
すぐさま国境線を越え後にワシントン州になる場所を占領した。
そのまま自然停戦となる。
「さて、政都はどうなったか。」
【政都】
アメリカ戦争はスムーズだったが、こちらは地獄であった。
最初は大きなショックを与えた戦車はエンジン部分を狙撃され爆発し、投入した95%が故障し、実験兵器として飛行船やフランスにいたスパイが盗み出した無煙火薬を使った初期の機関銃を投入したが、治安維持隊はガス兵器とトラップで対抗した。
質が悪いのがどちらも一定時間で蘇生することである。
5000名ほど捕縛、処刑するのに2ヶ月も経過している。
「V作戦を計画する。」
victoryのVである。
散発的な突撃では泥沼が続くだけだということで、北邦の技術の全てを集めて作られた巨大列車砲・・・20センチ砲からの中央にある大統領府に向かって集中砲撃後、飛行船の大量運用による新設空挺団の降下作戦、10万人もの外部からの再突撃である。
「これで終わらせる。」
〔11時45分〕
「最終チェック!!」
「機関異常無し!!」
「装填装置移動します。」
カンカンカン
鳴り響く警告音
「装填装置無事装填完了させました。」
「角度計算!!」
「修正右2度、上1度!!」
ジジジジジ
砲身が動き始める。
「調整完了!!」
「次弾装填準備完了。」
「目標大統領府・・・て!!」
〔11時50分〕
ドン
爆音と水蒸気が遠くからも聞こえ、そして見えた時、1つの光が町の中心部に突き刺さった。
カンカンカンカン
「作戦開始繰り返す作戦開始!!」
「ヤーーーー!!」
兵が叫ぶ。
ババババ
機関銃が援護する。
空からは味方が・・・
バンシュボ
飛行船が爆発し、燃えながら墜落する。
落下地点とは違う場所で空挺団は地面に降り立つ。
「計画第二段階失敗!!補助計画であるムカデを開始せよ。」
キュラキュラキュラ
鉄の化け物も参戦し、燃える政都の中を突っ込んでいった。
【政都内部】
蒼星石は自分のハサミを持って突入していた。
チラ
バン
敵の攻撃の中、次弾装填の瞬間を見て飛び出す。
バン
慌てて発砲する敵だったが、狙いが甘く形を変えたハサミで防がれてしまう。
ウギヤァ!!
ピシピシビシ
手でサインして味方に安全を伝え、さらに進む。