とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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北海道防衛戦

【十勝基地】

 

バラバラバラ

「飛べる航空機は全て飛ばせ!!敵の機体の実力は情報以上の可能性がある!!通信連携を厳密にしろ!!」

 

空母による奇襲・・・まだ配備され始めたばかりのレーダー基地が早期発見することができたのだ。

北海道に置かれた1式真中は5000機、他の実験機もあるが、主力は真中である。

そのうちの60%を稼働させた迎撃作戦は政都郊外にある水田に3発の爆弾を降らせる結果と最終防衛ラインで止める結果だった。

1式真中の損失は11機、対してアメリカが投入したB-17は45機、戦闘機のワイルドキャットは70機と全滅させる結果となった。

 

【参謀本部】〔翌日〕

 

「敵の爆撃機と戦闘機の残骸を調べた結果、真中の攻撃力は十分ですが、防御力と近接戦闘に不向きなことがよくわかりました。」

 

「そうやね。・・・1式真中の改造として双発機から単発機に作り替えるよう開発班に連絡しといて。海軍に関しては潜水艦を使った探知の徹底。陸軍は現地にてパートナーが易々と破壊した敵戦車の情報を送るように。」

 

「「「は!!」」」

 

参謀総長となった元南方将軍は戦車等の運用に頭を悩ませていた。

 

(そろそろお役御免やな。戦車や軍用機の扱いが老人には厳しい。・・・まぁ佐天は機動面から詳しいと思うけど・・・さて、ここからズルズル負けるとあかんな。・・・日本の動きも怪しゅうから警戒しておくかいな。)

 

「参謀総長、わしの自信作は?」

 

「おっと、すまんすまん。あかんね~考えると周りの声が聞こえなくなる癖は。」

 

「しっかりしてくれよ婆さん。」

 

「小僧にいわれとうないや~・・・ええやん。とりあえず量産させたる。500作って実戦で使ってから本格量産させたるよ。」

 

「へい。まぁわしにかかればちょちょいよ!!」

 

「期待してるで、両津中将。」

 

【商東】〔数日後〕

前線は国境から30キロ地点で落ち着いていた。

 

「フム、やはり北邦は戦車等の機甲戦力は前回の戦争からあまり発達してなかったのだな。」

アメリカは史実のような圧倒的な強者ではなく、チャレンジャーであった。

国力、人口、軍事費と全てで負けていたアメリカ軍はどうすればワシントン州を奪還できるかを考え抜き、結果、機甲戦力の増加と徹底的な爆撃による工場郡の破壊であった。

パットン将軍は600両のM2、M3戦車からなる実験機甲旅団を率いて初戦を勝利していた。

しかし、アメリカの戦車では北邦の62口径8.8cm砲固定砲の破壊力に耐えることはできずに、50両も失っていた。

 

「M4中戦車の量産を急かす必要があるな。」

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