【作戦空域】
空軍は初の戦争であった。
いままでは小規模の衝突はあったが、個々での力量が勝敗を左右したが、無線を使った組織的な攻撃は初であり、どれくらい効果があるかも未知数であった。
『HQ!!敵の数が違うじゃねえか!!なにが100だ!!1500はいるぞ!!』
『HQ!!第三百二十九中隊損失55%オーバー!!』
それは悲鳴であった。
空軍としての問題点は訓練過程にあり、教官の数が足りなく100対1という割合で教えるため成熟していない点、1式真中が単座機でありながら1人では動かしずらく、火器系統の問題点もある。
北邦民というコーディネーター並みの学習能力と肉体能力、適応力があったから動かせるが、他国のパイロットなら空中で動かすのもままならない機体であった。
しかも単座が無理がある。
まぁ悲鳴がある傍ら、1式真中を操って既に7機落とすエースもいるのでなんとも言えないのが現状であり、攻撃機としては他国の攻撃機よりも優秀で、戦果も着実にあげている。
一方両津実験中隊は36機撃墜なし、被弾は平均2発、平均撃墜数5機と彼らだけで約180機も落としていた。
『中将殿!!こいつは最高ね!!』
「だろう。ワシの設計に抜かりはないぞ。」
『中将、キル2追加。』
「のび太一等兵、今日で16機とは飛ばすな。そろそろ弾が持たんだろ。」
『いえ、一撃でコックピットを仕留めるのでまだ90%残ってます。』
「化け物だな。帰ったら二階級特進させる。気を抜くなよ。」
『まぁ。死にたくありませんからね。』
「お前さん本当に19歳かよ。」
多数のエースを産み出すこととなるこのR-0だが、この後出てくるヘルキャットやP-51と激戦を繰り広げることとなる。
しかし・・・空での進行もここまでであった。
【前線司令部】
「神塀大将!!最悪なことがおきました!!」
「何事ですか!!」
「15:24:33にてカナダが北邦共和国に宣戦布告。同時にイギリスとその属国も宣戦布告を国際線で発表しました。これにより進撃中の部隊から多数国籍の部隊と交戦しているとのこと。さらにアラスカに進行中の敵軍があるそうです。」
「・・・アラスカは防衛線まで引いて出血を強いることを意識してください。司令部にも援軍を要請してください。第二機甲旅団を敵との遭遇地点に送ってください。作戦は変更しません。前進を続けてください。」
「は!!」
【参謀本部】
「佐天元帥、ドイツの観戦武官を連れて商東に向かってほしいんや。」
「いいけどあれ貸して。試作戦車の155mmのやつ。」
「ええけどあれ遅いよ。」
「牽引車を装甲車に改造したからじっけんしたいんだよ。あれ乗り心地そこそこ良いから観戦武官もそっちの方が良いでしょ。」
「・・・わかったで、50両出す。持ってき!!」
「良いね!!ありがたく使うわ!!」