【北邦政府】
「・・・なぜじゃ・・・なぜこのタイミングなのじゃ。」
大日本帝国の宣戦布告は致命傷であった。
海軍を育てなかったツケが今・・・支払わなくてはいけなくなったのだ。
「・・・ソ連方面も危ういかもしれん。大韓民国は陸軍は弱い。あそこは大丈夫じゃ。しかし・・・。」
「大統領閣下・・・それは参謀総長がやることです。」
「そ、そうじゃな。・・・魔術や秘術、非合法実験の解禁、そう伝えてくれ。」
「了解しました。」
「ワハハ・・・やっと私の出番か。」
「蒲原は最後まで使いたくなかったのじゃ。」
「仕方ないよ。・・・手始めに・・・航空機か?」
「うむ。術式を施してほしいのじゃ。」
「了解。」
「貴女が焦るとはね。」
「小萌か。徳川光圀の方がよいか?」
「むー。好きでこんな体になった訳じゃないのに・・・。」
「・・・で、お前さんらが来たってことは、そういうことだろ?」
「まぁバレバレじゃな。」
「龍興もしわしわのキョンシーか。今はチヨか。」
「人形遣いのチヨでございますがな。・・・光圀公及び斎藤367家中12家が亡命を希望する者なり。一族ではないが織田信長、家臣の森成利、明智光秀、何故かいる上杉謙信の4名もでございます。」
「わかった。が、秘術を伝授してほしいのじゃ。」
「恩には報いますぞ。」
「頼んだのじゃ。」
【芳香宅】
「これは使いたくなかったが・・・致し方ないのー。」
とある刀を鞘から抜き、ブンブンと振る。
「発!!」
刀は光輝き、そして元に戻る。
「思考誘導で、敵は夜間爆撃をしたくなくなるのじゃ。」
神器を使えばこのようなことができる。
直接的な物でないからたちが悪いが。
「さて、勝てるかのー。」
【参謀本部】〔1月5日〕
縦深戦術において大切なのは、面での攻撃と継続的な突破力である。
北邦はどちらもあるように思えていたが、1つ足りなかったのである。
「空挺兵。」
誰かが呟いた空挺兵こそ北邦が本当の意味で足りてなかったものであり、それを運ぶ輸送機(爆撃機)をやっと開発できたのだ。
「アメリカ軍のB-17の設計はそのままで、防御力と航続距離を伸ばすために新素材の合金アルミニウムを使用しました。しかし強化ガラスを使いましたがどうしてもコックピット部分が弱点になり、護衛機が必要です。そのため護衛用に給油装置という技術を組み込みました。時間は地上の1.3倍程かかりますが81%の給油成功率を誇り、初期型としては十分な性能だと自負しております。」
「日本に進行しなくてはいけなくなった。給油機どうこうは関係ない。2000作れ。それを日本に飛ばして占領する。」