とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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日本の進撃

〔1月29日〕

現在北海道では3ヶ所から上陸され、政都近くまで迫られていた。

本州方面の青森航空基地から繰り出される爆撃により札幌より南部では壊滅的打撃をうけ、地下鉄網や下水道を使い、地下からゲリラ戦に移行し始めていた。

 

【参謀本部】

 

「チクショウ!!はぁはぁ。」

 

「参謀総長・・・どうしましたか?」

 

「SBに高高度爆撃機の納入が3日遅れるとの報告が入ったの。」

 

「参謀総長、確かにそれは日本やアメリカを攻撃するのに良いとは思いますが・・・現状だと不発が多い手榴弾を何とかしませんと。」

不具合発生率35%と致命的な欠点が存在した。

 

「日本の言葉で足りぬ足りぬは工夫が足りぬというけど・・・それでも時間だけはどうにもならないのよねー。」

 

「そんな参謀総長に良い報告です。・・・10個師団の訓練が完了しました。毎週10個師団の訓練が完了していく目処が立ちました。」

膨張化する陸軍は止まるところを知らない。(海軍はそれを羨ましそうに見ているしかない)

 

【大日本帝国海軍省】

 

(我々が前世で経験したアメリカの生産力・・・それを凌駕する北邦の兵器はまだ弱い。しかし、僅か1カ月で改良された新兵器が千単位で吐き出してくる。我々の戦略は破綻し始めているのかもしれんな。)

 

「さて、紺碧艦隊を出撃させるように打電しろ。来週には北海道を海上包囲する。」

 

「は!!」

 

〔2月9日〕

 

で、実際に日本海軍の潜水艦隊の通商破壊作戦により北海道の補給は途切れたかのように思えたが、高高度爆撃機を輸送機の代わりにしたことで何とか食いつなぐことに成功する。

・・・で、新型戦車の殆どが上東海道で作られていたため、政都にはパートナー1で戦わなくてはいけなくなったのだ。

苦肉の策としてエンジンを替えて60キロ出せる駆逐戦車に改良し、白く塗装すると撃破されることが30%も減ったのだ。

 

「あれ?なんで?2キロ先にいるやつこっちみえてないん?」

 

「前までだったら普通に攻撃してきたのに?」

視力2.5は伊達じゃない。

航空機も雪と同色で何メートルも積もった雪の中に点在する戦車を見つけろと言うのが酷である。(観測機が吹雪で殆どが飛べないが、北邦製のは普通に飛ぶため逆に早期発見されるのは敵のほう)

 

「砲手・・・ボーナスタイム中に給料アップを狙うよ!!私達がエースになれるきかいだからね!!」

 

「雪で動けなくなるとかw」

 

「さようならw」

通商破壊作戦後の方が戦車の損耗率が高いという訳のわからない戦場となる。

 

「あれ?現地改造すればもっとつよくなるんじゃね?」

 

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