【アラスカ】〔2月28日〕
数ヵ月前に民間人が集まって改良されたスノーモービルを軍に提出してきた。
北邦では軍需品よりも民間品の方がスペックが良かったり、コストが安かったりした。
例としてはエンジンである。
現在戦車で使われているエンジンは全て民間品からの転用である。
そんな北邦製品でもスノーモービルは安くて頑丈、燃費もよく、扱いやすいという外国からも輸入殺到の品であった。
理由として、北邦の殆どの地域で雪が積もるため、いくら無限起動がついている車といっても、動けなくなることがあるので、その時の足として活用するために開発されたのがこのスノーモービルだった。
・・・・で、今回は軍用スノーモービルがまだ開発途中の中で困っていたところに自主的に渡してきたのである。
「おぉ、機関銃なら十分に耐えることができるな。」
「10mm機関銃を搭載することもできますし、ポケットと呼ばれる部分には無線機も搭載できるスペースもあります。」
「民間品からの転用なので量産もすぐにできますね。」
「ありがたく使わしてもらいますぞ。」
このように現地の将官からの受けも良く、すぐに量産されることとなる。
さらに別の所では後に北邦に最もあっている武器と呼ばれるものが花火職人によって作られていた。
コードネームは職人達が面白がって火龍と呼ぶ筒型の兵器は引き金を引くと弾が煙を出しながら飛び出し、何らかの障害物に当たると爆発してダメージを与えるというものであった。
この職人の甥にあたる人物が敵戦車の攻撃で消滅しており、仇討ちのための兵器であった。
アメリカ軍も似たような兵器を後に作るが、その時の名前はバズーカと言われる物だった。
これは3月20日に量産が始まる。
【アメリカ】
「和平に乗ることはないな。北邦の悪魔達は。」
「大統領閣下、かの国はいささかおかしいです。初戦で大敗し、その後も3個軍程のダメージを受けているのに勢いが衰えるどころか激しくなっております。」
「対してこちらは10万人の死者が出ております。このまま戦争が続けば確実にマンパワーの枯渇が起きると思われます。」
「日本はどうなのかね?」
「日本によるとこちらも2個軍ほどを撃滅しているはずなに抵抗は増すばかりで、北海道の戦線が持たない可能性が出てきたとのこと、イギリスはドイツがキナ臭くなってきたため、動けなくなりつつあります。」
「大統領閣下、オッペンハイマー氏からある提案があるそうです。資料はこちらに。」
「うむ・・・オッペンハイマー氏をここにつれてきてくれたまえ。あとボーイング社の者もだ。」