【アメリカ陸軍総司令部】
「なぜだ!!なぜ奴らは作り出した兵器をすぐに上回る兵器をすぐに作れるのだ!!」
アメリカ陸軍総司令官は怒り狂っていた。
開戦初期に北邦の国民性は温厚で押しに弱い部分があり、女尊の国で外交下手のイメージのため初期に戦略目標のワシントン州地域を奪還し、即講和すれば北邦は折れるだろうというのが大半の意見だったが、その講和は不可能となった。
アメリカ国内にいた北邦国民はゲリラ活動を盛んにおこない、戦争の前では普通のパン屋の若い奥さんが、ビルを3棟破壊してなお逃走を続ける爆弾魔となったり、北邦国民が小さな軍事基地を制圧し、弾薬類と戦車を持ち逃げする事件も発生している。
「北邦の鹵獲兵器の解析はどうなんだ?」
「第一に運用は不可能です。運用しようにも4人では砲塔を動かすにも一苦労ですし、普通に運用するには倍の8人が最低でも必要ですが、そんなスペースが存在しません。」
「無理矢理動かそうとしてレバーを引いたら急発進して死亡事項が起きてます。」
「なぜだ!!我々白人が黄色人種に負けるなど・・・あってはならぬのだ!!」
北邦の全ての武器が北邦人が一番使いやすい様に設計されているため、他国の人が使おうとすると自殺兵器となってしまっていた。
頭の回転数も、筋力も、神経伝達速度もあらゆる面で北邦人とそのキョンシー達は他の人類を超えていた。
他国では155mm砲砲弾を装填するのに、戦車という動きづらい場所で25から30秒近くかかるのに対して、ある程度訓練した北邦軍人は10秒を普通にきる。
最速だと6秒と普通では考えられない速度で装填する。
これらのことから北邦兵器は一部を除いて欠陥兵器という名称を得て、ST-1やパートナー1もパンジャドラムと並ぶ珍兵器と未来では言われ続け、それを普通に運用させる北邦軍上層部を他国国民から無能と言われるのであった。
しかし、北邦兵士にしてみれば傑作兵器であり、北邦の上層部も初戦の敗北いこう、試作→試験運用→改良→試験運用→改良→量産という手順を踏まえているため、即運用することはだいぶなくなっていた。
アメリカ軍やイギリス軍は北邦の国民に合った兵器であることを認知という問題を気がつかないまま欠陥、欠陥と叫び続けたのである。
その間にも北邦は新たな兵器を作り出していく。
【北邦空軍試験飛行場】
風速8メートルと中々の強風の中、ジャイロ飛行機が地面から飛び立った。
SB式空冷エンジン3式を3機詰め込み、3箇所に接続されてるプロペラが回っていた。
イギリスの珍兵器シエルバ・オートジャイロ W.11に似ているが、全体的に洗礼されており、安定性も問題なかった。
3人乗りで、蛸壺戦術打破のためと敵の潜水艦撃破のために開発されたそれは戦争に革命をもたらそうとしていた。