とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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翠星石の弟

〔初秋〕

畑と田に大量に実った農作物を初めて見て金糸雀は驚いていた。

 

「・・・10年分の実りを今年で使ってしまったのかしら。来年は不作かしら。」

 

「・・・大丈夫じゃ!!来年はこれ以上取れるように頑張るのじゃ!!」

 

「そうよ。私も去年は金糸雀と同じことを言ってたわよ。」

 

「・・・そうよね。心配してもしかたないかしら!!芳香いつ収穫するのかしら?」

 

「来月には・・・収穫したいのじゃ。」

 

「・・・なら儀式の後かしら。」

 

「翠星石儀式はそろそろか?」

 

「あと5日から10日のうちにおこるですぅ。」

 

「・・・今回はロボットを2体送るか。」

 

「毎回思ったのだけど、そのロボット何で動いてるですぅ?」

 

「体内加熱発電式じゃ。」

 

「そーじゃねーですぅ!!翠星石はそのエネルギーの源を聞いてるですぅ!!」

 

「たしか・・・ミノフスキー粒子といったかのー?」

 

「なんてガンダム・・・芳香はガンオタだったですか・・・。」

 

「軍であったなガンダムとか言うモビルスーツが・・・ガンオタではないぞ。」

 

「・・・まぁエネルギー源はわからないでいいですぅ。」

 

「ミノフス・・・。」

世界観の違いで食い違うが私は神界から来たといっても信じてもらえそうにないので、説明を諦めた。

 

〔2週間後〕

薩摩芋やゴマ、粟、稗等のメインの作物以外を収穫し終えた時、ロボットが男女を抱えて来たのだ。

初めて袋詰めされた死体ではなく、衰弱していたものの生きた人間だった。

ただ、翠星石の弟には私は突っ込んだ。

 

「なんでこの時代で180近くあるのじゃ!!しかも顔が全く似てないのじゃ!!」

彼は顔に鉄製の仮面を被り、いかにもヤバイ人だとわかる男だった。

 

「邪義(ジャギ)が名前ですぅ。木偶の坊でくっそ使えないですか、力だけはあるですぅ。」

 

(よく親もこんな名前をつけたものじゃ。私だったら改名してるのじゃ。)

 

「水銀燈から見てジャギはどんな男だったのじゃ?」

 

「村で一番器用な人物だったわよ。だだ、少し前に狼に肩を噛まれてから右手が肩から上に上げれなくなってたわ。」

 

「金糸雀はどうじゃ?」

 

「病弱な姉を必死で助けてたかしら。・・・姉の翠星石がそんなことを思ってたなんて知らなかったかしら。」

 

「・・・女の方は誰じゃ?」

 

「普通の娘ね。だだ、少し背が高かった印象だわ。」

 

「言われた事を黙々とやるタイプかしら。・・・自分で考えて行動してるか怪しいことがしばしばあったかしら。」

 

「木偶の坊にはピッタリの嫁ですぅ。・・・いや、木偶の坊には過ぎた娘ですぅ。」

 

(・・・とりあえず注射を射っておくか。)

私は冷凍保存していた保護液2人に入れるのだった。




蒼星石だと思った?
残念ジャギ様です。
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