とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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8月作戦

【太平洋】〔8月1日〕

ワシントン州で待機していた北邦の第1北太平洋艦隊により今大戦初の大規模海戦がおこなわれていた。

 

「戦艦十勝沈んでいきます!!」

 

「旧式艦だ、仕方がない。それよりも反撃はどうした!!」

 

「潜水艦が仇は討ちました。」

 

「よろしい!!」

現在北邦海軍は練度の差から苦戦を強いられていた。

 

「航空機を発艦させろ。全艦から全力出撃だ。最新式のR-3ならいけるだろう!!」

R-3・・・R-2の派生であり、エンジンの出力が向上したことにより最高時速710キロが出せ、攻撃機としても優秀だったため真中を完全に駆逐し、約2年間このR-3のバリエーションだけが戦闘機として生産され、日産150機にまで作業が短縮化され、109500機が2年間で生産されることとなる。

この物量と性能はアメリカ海軍のヘルキャットを完全に翻弄する結果となる。

しかし、この海戦は北邦海軍の戦艦3、空母1、重巡洋艦5以下25隻を失う敗北となる。

アメリカ海軍は空母を1隻と巡洋艦6隻、駆逐艦5隻を失った。

 

【ニューヨーク】〔8月20日〕

北邦秘密作戦である8月作戦が開始された。

証券取引所にて北邦の特殊部隊が浸透し、とある人物達の暗殺に成功する。

 

「キンメル提督以下数名の海軍士官殺害に成功。」

それは本当にたまたまこの場にいたのだが、個人のスケジュールさえも北邦は抜き取り、把握していることを示すにはちょうどよかった。

この事件はFBIに衝撃をあたえ、大統領命令をもとに北邦狩りと呼ばれる内部で疑わしい者の逮捕に踏み込んだ。

スパイや本当に北邦関係者はこの時点で脱出しているのに気がつかず・・・。

 

【ソ連】〔9月10日〕

トゥハチェフスキーの指示から僅か約2ヶ月という超短期間でKV-1の代わりとなる戦車の案が2つも出てきたのだ。

1つはKV-13という中戦車の機動性(T-34並みのため55キロほど)とKV-1の持つ強力な装甲防御力を併せ持つ汎用戦車というコンセプトの戦車計画だった。

もう1つはT-43という中戦車で、T-34の発展型である。

しかし、トゥハチェフスキーはこの2つの案の量産を認めなかった。

 

「Ⅳ号戦車ならまだしも・・・ⅤやⅥ号戦車、T29、北邦のST-1すらも貫通しないではないか!!いらないそんな打撃にならん戦車は。」

そんな数日後に北邦がさらなる新型重戦車の量産情報が入り、トゥハチェフスキーはサヤカに知恵を借りに行くことになる。

後の化け物誕生である。

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