〔5分後〕
「う・・・。」
「さっさと起きるですぅ!!」
ゲシゲシ
(((うわぁ・・・。)))
衰弱している人を蹴る翠星石に私達はドン引きしたがジャギと言われた翠星石の弟はゆっくりと目を開けた。
「・・・懐かしいな。幻聴か?」
「だ、大丈夫か?」
「よっと!!」
彼は衰弱しているにもかかわらず彼はベットから立ち上がった。
「む、無理はするな!!死んでしまうのじゃ!!」
「へへへ・・・一回死んだ俺には・・・こうして生きているだけで神に感謝だ・・・翠星石・・・また会えたな。」
「なにカッコつけてやがるですぅ!!奥さんを幸せにするって言ってこのザマですぅ!!カッコつける資格はないですぅ!!」
「へへへ・・・翠星石。お前の夫はどうした?」
「・・・夫?翠星石は結婚してねーですぅ。衰弱して頭でも逝ったですぅ?」
「翠星石・・・あなたもかしら。」
「あ・・・お母さま。」
「な、なんですぅ!!みんなしてそんな目で見るなですぅ!!」
「ジャギと言ったか。きついと思うがまだ話すことができるか?」
「・・・すまねぇ。無理そうだ。膝が笑い始めやがった。」
「・・・明日にするか。水銀燈はジャギにお粥を食べさせて欲しいのじゃ。翠星石は今日はすぐ寝てくれぬか。明日色々話すから夜に寝れないかもしれん。金糸雀は雛苺にオートミールを食べさせる時間じゃないか?」
「そうだったかしら!!急がないと!!」
「わかったわ。ジャギ待っててね。」
「うー。わかったですぅ。」
各自動くのだった。
〔翌日〕
まだ日が出てない時間に私は起き、午前7時頃までにやるべき事を全て終わらせた。
途中で水銀燈と翠星石が朝食を作り、金糸雀が雛苺の面倒で起きてきたが・・・。
〔午前9時頃〕
ジャギが奥さんと一緒に起きてきた。
奥さんは布団の上で私達に会釈するとそわそわしている。
「すまねぇこいつは俺らの言葉をあまり理解できないんだ。今日は軽い食事を取らせたらまた寝かせる。」
「わかったのじゃ。ほれ、お粥じゃ。」
「すまねぇ。ありがとな。」
約30分後に彼は私達のいる家に傘をつきながらやって来た。
「杖の代わりになりそうなのがこれしかなかったから使わせてもらったぜ。」
「別に良いのじゃ。座れるか?」
「あぁ。」
私、水銀燈、金糸雀、翠星石、ジャギ・・・金糸雀の太ももにはまだ首の座ってない雛苺がママ、ママと言っておとなしくしていた。
「さて・・・ジャギ。お主は目が悪いのか?」
「ん?あぁ。元からだが色がわからないんだ。世界が黒白で見える。」
「・・・大変じゃな。」
「その分遠くまで見えるし・・・まぁ不便には感じねぇな。」
「ちょっと待っておれ。」
私はジャギの目に保護薬を垂らした。