とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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最悪のクリスマスプレゼント

【ドイツ ルール地方】〔12月24日〕

 

「前夜祭の砲撃だ。楽しいな~。どれだけ損害を抑えつつ、そして補填されてくる兵器を増やして駒を増やすゲームは。実に楽しい。この冬・・・この冬さえ凌げばフランスを叩き潰せる。・・・ロンメル将軍閣下の話では北イタリアは完全に制圧、ベルギー方面もマンシュタイン将軍閣下が抑えている。・・・中央のさらに中央である我々が抜けばこの戦争は終わる・・・相手も同じことを考えているのだろう。ふふ、あははははは!!最高だ。」

 

「マックス少佐!!参謀本部から緊急電文です!!」

 

「どうしたのかね?私の気分を害してまで伝えなければならないことかね。」

 

「小官には権限がないのでなんとも・・・。」

 

「かまわん音読しろ。」

「は!!」

 

ビリ

 

「・・・そ、ソビエト共和国連邦・・・不可侵条約を一方的に破棄し、越境を開始!!規模およそ45師団の90万相当で、高度に暗号化されているためこちらからでは解析不能・・・だそうです。」

 

「・・・それだけか。」

 

「もう一枚ありました。ルール地方攻勢軍及びマックス少佐を少将に昇進の上、フリードリヒ・パウルス元帥指揮の第6軍に編入し、ソ連軍に遅延戦術をおこなうように・・・だそうです。」

 

少佐は静かに怒りを露にした。

 

【北邦参謀本部】

 

「ソ連がこちらにも越境を開始したんやと!!」

 

「は!!規模はおよそ100師団ほど。」

 

「100師団やと・・・」

 

ニタァと参謀総長は不気味な笑みを浮かべた。

 

「きた、きたきたきた!!私のプランEを発動させるんやで!!佐天だけが才気溢れる将軍やないんやで!!」

外国から渾名もつけられることなく頭の古い参謀総長と呼ばわりの現状を打破するために5000師団計画にて作られた第21から30軍を投入した。

が450万人が防衛にあたる。

 

【農北】

ソ連軍主力戦車T-44は近代的な形をした強力な中戦車であった。

しかし生産され始めて時間があまり経過していないためT-34-85、T-43の戦車も混じっていた。

農北には2戦級になっていたパートナー1、パートナー2、L-2が配備されていたため、数はあっても劣勢であった。

航空機はYak-9Pを中心とした戦闘機群にYak-5、9、3の各シリーズを投入していた。

種類ごとに戦い方が違うため緊急量産されていたR-00では勝てなかった。

知らない北邦の影響で戦争後期の技術がフル動員され、しかも国力もアメリカ並みと恐怖の軍が完成していた。

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