【ソ連】〔西暦1941年2月25日〕
「早すぎる!!新型戦車が現れただと!!」
トゥハチェフスキー元帥は北邦の兵器開発速度と量産速度を把握しているつもりだったが、全てのリソースを戦争につぎ込んだ北邦は異常すぎた。
資本家達が損をしてても独自兵器を作り、数を作り、死者を減らし、労働者は国のために食事を削りながら兵士のために働いた。
他国には絶対いる売国奴が全くいないのも恐怖であり、様々なルートで北邦に入ることはできるが、住民全てが監視しているかのような視線を常時スパイは感じ、捕まり、いつのまにか一族皆殺しにされている。
「狂気だ。」
それが北邦。
優しい農耕民族から全ての暴力の化身と変貌した。
「祖国は早まったかもしれん・・・。」
【北邦 農北】〔2月28日〕
プランE・・・発動。
拮抗していた北邦軍とソ連軍だが北邦がソ連軍の国境全てで進行を開始した。
それはインドまでの中小国を踏み潰して進む作戦であった。
タイは作戦範囲外であったが、ミャンマーことビルマは3日で踏み潰された。
5日後には全ての戦線で戦闘行動が開始された。
「進むの。それが祖国に残された生きる道なの。」
インド進行方面軍総司令高町なのは上級大将
「シベリア鉄道が致命傷を与えるであろう。」
シベリア進行方面軍総司令羽衣狐上級大将
それは世界の全てが戦争で1つのラインで繋がった。
「押し返せ、敵の戦車は旧式だ、こちらの戦車で!?」
ソ連軍は戦車が歩兵に破壊されている光景を見てしまった。
超長距離対物ライフルの開発に成功し、戦車から頭を出した戦車長を狙撃し、動きが止まった瞬間にバズーカの飽和攻撃で運悪く弾薬庫に当たった車両から爆発炎上し、ダメでも無限機動を破壊され、動きが止まったところを車内の人を射殺して滷獲していったのだ。
「カチューシャで吹き飛ばせ!!」
「甘いの・・・我にカチューシャは通用せんぞ。」
羽衣狐上級大将はLL-0Xの数が少ないため別の方法で倒すことにした。
カチューシャよりも射程の長い大砲で砲撃したのだ。
「古くてもようは使いよう・・・列車砲師団やってしまえ。」
キーーーーシュ ドンドンドン フシュー
その大砲の射程は実に100キロ・・・成層圏を通る超兵器であり、パリ砲のような旧式ではなく砲身が3重構造となっており、火薬の推進力を最大限出せるようにしている。
言うなればムカデ砲とパリ砲を合体させ、それを少々コンパクトにした感じである。
「僕の技術的理論は完璧だ。これが新時代の砲身になると僕は確信していたからね。・・・さぁ新世界の創成だ!!」
夜神月技術士官はこれを多薬室列車砲と命名し、この砲の運用データから小型で戦車に載せられる高圧砲の開発を開始する。