とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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Eシリーズ

〔4月30日〕

 

ソ連の動きが活発化し、フランスがアメリカに兵器の輸出を開始した頃の北邦は不気味なほど静かであった。

 

5000師団計画は95%完了し、機械化も80%と異常な軍隊が完成しつつ合った。

 

数年間の戦争で北邦は超農業国家から覇権国家に完全に変貌し、陸軍は縦深突撃理論を本当の意味で習得し、最低5回の波状攻撃が可能になり、歩兵の主兵器はアサルトライフル、防弾チョッキの全隊員分配備と元々のキョンシーとしての回復力に防御力が備わった。

 

異質な軍隊は終戦に向けた攻勢をかける準備を始める。

 

〔5月10日〕

 

この時期も蒼星石とアーカードは激戦を繰り広げていた。

 

終わり無き戦闘も蒼星石のドロップが尽きたことで終息する。

 

「アーカード、僕の負けだ。時間切れだ。」

 

アーカードも残機が100を下回っていたので蒼星石のことを強く言えない。

 

まさに拮抗していたのだ。

 

「・・・次だ。次の機会に決着をつけるぞ。」

 

〔5月22日〕

 

新型戦車計画始動、上層部はイニシャルEと命名。

 

E-10、E-50、E-75を駆逐、中戦車、重戦車とし、軽戦車はL-3、LL-0Xが継続して任務に当たる。

 

Eシリーズ量産によりパートナーシリーズはパートナー4を除き打ち切り、STシリーズも砲塔の肥大化解消が不可能と判断されたため、車体のみ転用する新型車両が出来るまでSTシリーズも生産停止が決定。

 

Eは、我々を勝利に導く最後のピースになるだろう。

 

〔12月23日〕

 

Eシリーズの実戦にて運用データを備蓄。

 

E-75以外は全てのEの改良必要とし、E-50S(スモール)、E-25、E-100型ヤークトパンター、E-100が量産に入る。

 

E-75は今後を見据えて拡張設計されたE-125重戦車に発展していくこととなる。

 

準備は整った。アメリカ戦線を整備する。

 

【アメリカ北部】〔1944年3月〕

 

死に体のアメリカに1000師団の機械化部隊が攻撃を開始。

 

アメリカ戦車ではE-10以外の戦車を貫通することができず、ジリジリと国内の最終防衛線にて撃退の構えを取る。

 

「ここじゃ。」

 

芳香は絶妙なタイミングで講和を持ちかけた。

 

トルーマンが大統領になってから纏まりが無くなっていたアメリカはこれを承諾。

 

2ヶ月後には休戦が結ばれ、その翌週、和平が成立した。

 

《・太平洋側の州の割譲

・北邦の国家予算4年分(アメリカの国家予算15年分)の40年分割払い

・太平洋側の島々の利権放棄

・南米の利権の放棄

・一部技術の無条件開示》

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