とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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西方ドイツ

〔5月9日〕

 

ドイツ臨時政府はドイツに戻ることを不可能と悟った。

 

確かに今の北邦ならできないことはないと思うが、莫大な犠牲者を出してまで祖国を取り戻せるのか?国民に捨てられた我々は戻っても歓迎されないのではないのかという疑心暗鬼に陥ってしまった。

 

・・・結果出来上がったのが西方ドイツ共和国である。

 

女性の全体数が少ないため混血政策が強制的に進められ、北邦に余っていた女性達は活きの良い雄に群がった。

 

数年後には数十万人に人口が増えていそうな勢いだった。

 

また、海軍は戦争を元にした空母優先ドクトリンを主軸とした海軍のスリム化を目指した。

 

戦争中に軍縮する謎の行為だが、海軍の予算で莫大な艦隊を維持するのは不可能であり、7艦隊あった艦隊数を4つまで減らし、戦艦は4隻まで、重巡洋艦は廃艦が決定された。

 

駆逐艦も結構な数が減らされるが、全て北邦産になる予定だ。

 

戦争の終わりは近い。

 

〔9月30日〕

 

300師団によるインドのソ連軍撃滅作戦が開始された。

 

両国の航空機が空を覆うと、陸軍は長距離からの砲撃を行った。

 

大量のブルムベアによる砲撃は今までのソ連戦術に有効打を与え、E-50、E-50Sを中心とした中戦車打撃部隊が砲撃により麻痺したソ連前線を食い破る。

 

ただ、ソ連もIS-3を中心とした重戦車で対抗し、一時持ちこたえたが、E-125重戦車(時速35キロ 105mmライフル砲)とE-25の大群に後退を余儀なくされ、戦争の勝敗は決した。

 

〔1945年1月〕

 

ソ連と白紙和平が成立。

 

残りは欧州勢力のみとなる。

 

〔1946年4月〕

 

大西洋決戦と呼ばれる海戦が北邦勝利で終わったことで戦争は終結する。

 

イギリスは没落が決定するが、戦後北邦による経済援助で国体を守り、バチカンは影響力拡大に入る。

 

フランスはドイツ工業地帯を併合したことにより超大国となる。

 

が、北邦という化け物がいるためECが早くに発足。

 

なおイギリスは入ってない。

 

ドイツは保護国まで転落し、バイエルン王国並の国土となる。

 

ソ連は戦争により近代的な機械化部隊を獲得し、国内の不穏分子を戦死させることに成功する。

 

また、シュトロハイムを分解し、解析したことによりサイボーグ技術が発展、後の学園都市と戦う際にある程度対抗できるようになる。

 

日本は首都をオーストラリアのシドニーに遷都し、東京都は特別区の23区が学園都市に編入され、第53学区まで拡大される。

 

北邦は大統領を交代し、統制的な体制を6年かけて自由民主的体制に変更する。

 

役割を終えたため、芳香は数十年の隠居生活を送る。

 

その他重鎮達や将軍はローゼンメイデン組を除き、なぜか学園都市に記憶を封印した状態で潜入する。

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