とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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17年目~

〔17年目冬〕

恐れていたことがおきた。

 

「・・・妊娠しているのじゃ。」

母体がまだ10前後での出産だった。

しかも2連である。

 

「「ちょっとこっちに来い・・・なに顔面が歪んで前が見えなくなるだけですぅ」だよ。」

翠星石と蒼星石の2人は現代の感覚のためロリコン死すべし慈悲はない状態に突入した。

ちなみに彼ら(彼女ら)の親達は

 

「「ふーん。」」

と無関心の模様。

少しは子供の心配をしろと思うが実は金糸雀が彼女らからしたら異常らしい。

子供に何であそこまで溺愛するかよくわからないようだ。

 

(・・・あ、頭が痛い。村が割れる!!)

現在は親の2人に非難が集中している。

金糸雀は

 

「親としての自覚がないクズかしら。」

と言いったがそれには彼女らも反論した。

 

「私達は子供に構う時間も村のために働いていた。しかも学習させているのは金糸雀じゃない。」

とのことだ。

金糸雀これに激怒。

翠星石と蒼星石も

 

「基本的な学習は金糸雀がしたけど性教育は親がすることだ。無計画に家族を増やすからこうなる。」

 

「子供は何だかんだ言って親を見るんですぅ。・・・親がこれじゃ。」

 

「ふ、ふざけてるんじゃないわよ!!あなた達に私達を非難する資格はないわ!!子供を産んだこともないくせに!!」

 

(((あ・・・。)))

私、水銀燈、真紅はこの言葉を聞いて彼らの地雷を踏んだことを理解した。

 

「あ、あの子達が心配だから見てくるわ。」

 

「水銀燈だけじゃ心配だから私も行くわ。」

水銀燈と真紅はこの空間から脱出。

 

(逃げやったのじゃ!!私も行きたいのじゃ!!・・・ただ逃げたら村が崩壊する。なんとか妥協点・・・おとしどころを探さないといけないのじゃ。)

考えている間にも時間は過ぎていく。

その場では泣く、叫ぶ、罵倒する、掴みかかる、弾き飛ばすとどんどんエスカレートしていった・・・私は悟る。

 

(・・・仕方ない。)

 

「・・・2人には一時村から出ていってもらう。なに十分な食料は渡す。2ヶ月間頭を冷やしてこい。」

 

「わかったわ!!ふん!!」

彼女らは私と共に倉庫に行き、数が少ない塩類や甘味類を大量に持っていった。

 

「すまんのじゃ。それだけ持っていくと米とかは分けられんぞ。」

 

「良いわ!!芳香様は悪くありません。寛大な処置に感謝してます。」

 

「うむ。・・・しっかり生きるのじゃぞ。」

彼女らは村から出ていった。

 

「・・・残り少ない日数を・・・。」

 

〔夜〕

 

「何であそこまで寛大な処置にしたですぅ!!戻ってきても空気が悪くなるだけですぅ!!」

 

「・・・主、どうなの?彼女らが持っていった量は2人分じゃないわよ。・・・ダメージがあるんじゃない?」

 

「・・・いや、いいんじゃ。これで・・・。」

彼女達が動いて帰ってくることはなかった。




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