〔26年目春〕
ついに磁器を作ることに成功した。
(長かった・・・かれこれ15年年ちかくも経ってしまったのじゃ・・・じゃがこれからは色々作ることができる!!・・・まぁ副産物でまさか耐火煉瓦ができるとは思わなかったのじゃが、それのおかげで品質の良い磁器が作れるのだからなんとも・・・。)
芳香は忘れている・・・耐火煉瓦で反射炉を作ることができることを・・・。
「・・・ピザ食べたいから専用の窯でも作るか。」
副次効果は他にもあり、セメントとビールの品質向上、肉や魚を燻製にできるため村の裏にある山の斜面に6つの釜が並ぶことになる。
〔28年目春〕
ベビーラッシュが続き、現在の人口は40人を超えた今日この頃、最年長は9歳になっていた。
3代目となる男女を見ていると明かに普通の人間では無いように感じる。
・・・男子は幼いながらに遊びで木と木の枝を掴んで十字懸垂をしたり、キョンシーの蒼星石と腕相撲で負けなかったり・・・
(((あれ?こいつらまだ子供だよね?)))
(((キョンシーじゃないよね?)))
と普通の人間より力が強いはずのキョンシーと子供達が互角なのだ。
明かに異常である。
女子は女子で手先が器用だったり、体がゴムのように柔らかかった。
(羨ましいのじゃ。)
(((何で自分の頭と同じくらいの隙間に体をねじ込んでいれるの?)))
一部心の声が漏れているが、どうやら男子はミオスタチンを筋肉が受け付けない体らしい。(しかし食事量は普通である)
女子は何でかわからなかった。
最初私達は神界の食べ物を食べてきた両親から産まれたため動物と同じく突然変異かと疑ったが・・・神界の食べ物は関係ないようだ。
理由は倉庫である瓶を見つけたからだ。
《保護薬
注意
保護薬を接種した人物同士で子供を作るとDNAの一部が書き換えられる可能性があります。
保護薬の種類にもよりますが人間として生活するのに適応しやすくなるようにしているので化け物が生まれる可能性はありません。
超人はあるかもしれないけどね。
by芳香は私のモルモット 八意永琳》
メキメキ
(あ、あやつか!!)
私はどうしようか悩んだが
(・・・現状メリットしかないからよいか。)
と思い、子供達に異常がないか確認する毎日をおくるのだった。
〔30年目秋〕
キノコの栽培を本格的にし始めた。
もったいない使い方だが磁器の容器を使ったエノキのビン栽培法を始めた。
磁器を調子にのって作りすぎた結果だった。
「薪を浪費してんじゃないの!!」
「すみません。」
すっかり大人になった雛苺に怒られる私だった。
人口 44人
動力水車6基
共同風呂2ヶ所
窯 6基
田58畝
ジャガイモ20畝
小麦15畝
大豆10畝
菜種20畝
他4畝
牛16頭
鹿50頭