とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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31年目~

〔31年目夏〕

人口が50人になった頃、私は小豆を発見した。

すぐに持ち帰って畑に植えた。

 

(小豆餡・・・饅頭、どら焼き・・・。)

さつまいもで作った餡もあったのだが、原種とはいえあの赤紫色の餡を使った菓子を食べたかった芳香であった。

 

〔34年目冬〕

子供を除いた32名の村人が新しく作られた集会所に集まった。

 

「これより新しく作った村の掟の確認をするのじゃ。」

私が前々から作っていた掟を12項目で纏めたものを発表した。

 

《1.生きていることに誇りを持ち、死後は生きている者に協力し、集落を発展させるべし

自殺、他人の殺害は例外を除き禁ずる

11項目に例外を載せる

 

2.隣人を愛せよ、集落にいるのはみな同族であり、兄弟である

拡大し、集落が分裂しても血は繋がっているものである

血縁を尊いものとせよ

 

3.集落あるもの全て集落の財産であるため私物化せしめんとする者は村から追放すべし

 

4.働かざる者食うべからず

子供は学ぶことが仕事である

よく食べ、よく遊び、さまざまな知識と知恵を手に入れるべし

 

5.この世界にあるものは全て何らかの意味がある行為である

その意味を見つけ出すことが我々の目標とせよ

 

6.才能は誰にでもある

それが誰かに馬鹿にされようものでも何かしらの意味がある

自信を持って極めるべし

 

7.衣食住を発展させるべし

生活に必要になるものを発展させることが娯楽と思え

余裕ができるその日まで

 

8.犯してはならぬもの

・弱い者をいじめるべきにあらず

自信が強いのなら助けるべし

弱い者も強くなる努力をすべし

・強盗、愛なき暴力、集落に害がある放火

・成人すれば年齢は関係ない

正しいことをしっかりのべよ

 

9.よく話し合え

意志疎通は素晴らしいことである

産まれながらに障害があり、口で言えなくとも字を書くことで相手に伝えよ(耳も同様)

 

10.親の元を離れるのは15歳いこうとし、長屋の部屋を与える

16歳から婚姻を正式に認め、子を作ることを許す

その場合自身の両親と集落の代表者に報告すべし

 

11.殺人の例外

他の場所から来た集落を害するものはどこの集落が襲われたとしても近隣もしくは全集落が団結し私刑か死刑のどちらかをせよ。

死んだ害する者は襲われた集落の者たちをキョンシーの材料にする

あまり次第活躍したものから順に材料を分けていくものとする

将来大義名分が有れば他の場所に進行することもありけり

その場合兵士(士官も含め)以外は殺すべからず

 

12.以後法は増えると思うが上にあるものが基礎である

集落ごとに独自のものがあってもよいとする》




突っ込みどころ満載です。
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