(・・・まぁ思い出せないのはしかたないのじゃ。しかし、あの頃に天皇陛下が貴族達の身長を調べた時は158センチくらいじゃったからのー。・・・190は大きすぎじゃ。・・・私でも155しかないのに・・・。)
余談だが、キョンシーの中で一番背が高いのは水銀燈だ。
〔45年目春〕
第三の集落もできたのでそれらすべてを合わせた村の名前を決めていくことにした。
「集落は後々合体するが、今後は別の村も必要になるじゃろう。なら名前の基準だけでも決めておくのじゃ。」
と私が言ったことが始まりだった。
「主、どうするの?」
「うむ。そうじゃな・・・村の特産品と村の位置を合わせればよい。まぁ今いるここはそれらの中心じゃから政都としたい。」
「政都?なんで政が付くんだい?」
「今後発展させながら平安京規模まで拡大させたいんじゃ。それを3つ北海道につくり、政務をする場所、工芸品や着物等を中心に栄える都、海を面し、食と流通を統べる都の3都をな。」
「なるほど・・・いいんじゃない?私はお母さまに賛成するわ。」
「今は政の村で、規模が拡大してから都を付けた方が良いですぅ。」
「じゃあ政の村でいこう。」
とこの村の名前は政の村となった。
〔46年目夏〕
また塩不足が発生したため、塩の生産量を増やすため、毎月成人した男女3人ずつの6人を塩作りに当てることが決められた。
そのため、必要な住居の用意や生産施設の拡張、井戸掘りで夏と秋は終わってしまったが、冬から十分な量の塩を得ることができた。
流下式塩田で6人でなんとか管理できる状態なのでロボットも常時張り付けていないといけなかったが・・・。
〔50年目秋〕
人口が200人を超え始めたが、第二世代の一部が亡くなり始めた。
キョンシーにしているものの、金糸雀はこの死を辛そうにしていた。
「・・・本当の死よりははるかに楽じゃぞ。」
と私は呟いた。
〔冬〕
何だかんだで50年が経過し、2000グローブンずつ返しているが、返済までの道は長い。
(・・・このペースで人口が増えていったと仮定し、キョンシーの身体レポートも売れたと仮定したら・・・あと400年・・・きついのー。・・・まぁ払い終わる希望が持てるだけ良いか。・・・しかし成功した人達はどうやって返済したんだろう?)
実は、成功したタイプは3つある。
1つは芳香みたいに基礎からしっかりやったタイプで、芳香より早く返済したのはその世界が神界の数百倍の速さで時間が進んでいただけである。
2つ目は勇者や特別な役職を与えられ飛んだ瞬間から崇められたというラッキータイプ。(このタイプは魔王とガチバトルすることもある)
3つ目は神具を奪った者だ。
世界には信仰や自然的な要因で神力が宿るものがある。
それを回収して神界に売ればすぐに元がとれてしまうのだ。
それ以外の方法は今はない。