とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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天使擬き

【芳香の家】

 

「はい、その天使擬きは今も隔離しています。」

私は神界にいる警察に天使擬きの対応で話していた。

 

「今回の天使擬きの所属を確認できました。大神であるちゅるや様が管理する世界の1つでキリスト教の狂信者がちゅるや様が管理する地獄で試練を与えられたらしいのですが、そこから脱走、時空の流れで力を得ながらここにたどり着いたようです。天使擬きはこちらの役員が確保し、そちらに謝罪として何か1つ無理の無いものを贈ると言うことで決定してます。受取人が来るときまでに欲しい物を決めておいてください。」

と言われた。

 

「了解しました。・・・1つ質問なのですが・・・。」

 

「私が答えられることなら・・・どうぞ。」

 

「キリスト教で天使になったということは、仏教やイスラム教、その他の宗教もあのような者が生まれる可能性があるのですか?」

 

「少々お待ちを・・・出ました。数名確認できましたね。ただ特殊な例もありますが聞きますか?」

 

「通信料はそちら持ちなので・・・。」

 

「・・・自然発生する可能性もある。もしそのような存在を確認できれば、監視もしくはこちらに報告を義務付けされています。ではこれで。」

と言って切られた。

 

〔夜〕

水銀燈、金糸雀、翠星石、蒼星石、真紅、雛苺と神力を直撃したキョンシー、4人の各世代の代表者計12人が集まり贈ってもらう物と宗教について話し合っていた。

 

「私は畜産系を贈ってもらいたいと考えているのじゃが、どう思う?」

賛成は私を含めて6人、賛成派の代表の蒼星石は

 

「現状牛と鹿で家畜系を占めているけど、今後は絶対に肉類が不足すると僕は見ている。そこで子を沢山産む鶏、豚、兔のどれかを育てたいと思っていたんだ。」

私は馬が欲しいと思っていたが、ここで反対すると内輪揉めになると考え黙った。

 

5人の反対派の代表は水銀燈は

「経済が混乱している時に家畜を増やすのは得策では無いわ。・・・それよりも青苧に替わる服の素材を確保して青苧の依存度を減らしたいわ。」

と言ったが、1人だけの中立派の代表翠星石は

 

「・・・豚と兔なら私は反対派にまわるですぅ。豚も兔もこの大地で突然変異で兔は家畜に、豚は猪から変わる可能性があるですぅ。・・・前はしぶしぶ猪を家畜化する前に食べ尽くしていたが、人口が増えたことで管理することも可能ですぅ。・・・ただ、豚は成長速度が問題ですぅ。必要量の肉を確保するには鶏か兔の必要があるですぅ。ただ兔よりも卵を産み、肥料にもしやすい鶏の方が良いと考えているですぅ。」

 

「・・・じゃあ採決するのじゃ。」

最終的に鶏にすると言ったこと、水銀燈の発言の緊急性のなさ、翠星石の具体的な理由で賛成10で決定した。

 

「次に宗教じゃな。」

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