「ほほう。・・・ネロ・クラウディウスと言うのじゃな。」
「・・・あぁ、そうだ。余が皇帝ネロ・クラウディウスだ。」
「・・・まぁそう言われても私には誰かわからない。そっちで偉くてもこっちではただの死人じゃしな。」
「・・・もう少し敬ったらどうた?皇帝だぞ。」
「私から見たら神力もないただの芸術好きの少女じゃ。・・・敬うのはヤマメ大統領だけで十分じゃ。」
「・・・それは絶対神なのか?」
「いや、ヤマメ大統領は神の中でも最上位中の末席でこの世界の最高管理者、私がそのところで管理という労働をしているの。」
「・・・なんかずいぶんと人間のような世界だな。・・・ん?芳香が管理者?」
「一応な、出稼ぎ労働者と同じじゃがな。」
「ふふ、ハハハハハ!!傑作だ!!出稼ぎ労働者なら出身はさしずめ天界か?」
「神界ってところだね。そこの幻想自治区が正確じゃな。天界はその幻想自治区にあるぞ。」
「自治区?」
「国の中でも独自の法、治安部隊の数を決められるところじゃ。紫という賢者がおさめておる。」
「ということは1神ではないのか!?」
「沢山いるぞ。3000万人くらいは。」
「・・・私の考えは合っていたのだな。」
「キリスト教でも迫害したか?あの十字を見れば何となくわかるが。」
「いや、余をあまりにも悪く言うから燃やした。」
「怖いの。・・・で本音はなんじゃ?」
「1神にすると別の神を崇めていた民衆が暴動を起こして再生したばかりのローマ帝国が崩れるからな。」
「暴君ではないな。」
「当たり前だ。・・・年を取ると考え方が固まって自分では無いような感覚になることはあったが、市民・・・いや、国民のために私は政治をしてきた。胸をはって言える。私生活はダメだったがな。」
「・・・ネロといったなお主の考え方が固まってしまった原因はこれじゃと思うぞ。」
私はネロの白くなった脳みその部分を皿に乗っけていた。
「これは・・・。」
「触るな!!・・・これは水銀じゃ。脳を蝕む物質でお主の頭の中にはこれが蓄積しておった。」
「余の中に・・・か。」
「・・・思い当たる節があるのか?」
「いや、年をとる毎に親友と絶交したりしたんだが今思うとなんとも幼稚であったと思ってな。そんな簡単なことで癇癪を起こしていた原因かもしれないと・・・な。」
「まぁとりあえずこれからどうしたい?ネロ?」
「・・・そうだなここについて知りたい。」
「ここか?ここは北海道の政都という場所じゃ。都都呼ぶには数が少なすぎるがいずれそれぐらいの数にはしたいと思っておる。」
「なら政都を見て回りたい。案内してくれるか?」
「すまん。私よりも適任がおる。金糸雀という女性じゃ。・・・金糸雀!!」
「待機してますから大声を出さないで欲しいのかしら。」
「こやつが金糸雀じゃ。彼女はネロ。案内を頼む。」
「カナに任せるのかしら!!」