とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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西暦81年~

「で、この結果を報告してくれたのは誰なんだい?」

蒼星石が私に訪ねると

 

「はかせだよ。」

と言いながらいきなり扉が開いたと思ったら小さい女の子が現れた。

 

「「「・・・誰?」」」

水銀燈、真紅、ネロの3人が突っ込んだ。

 

「金糸雀の部下で雛苺の友人であるはかせじゃ。キョンシーで、世代は第四世代じゃ。」

 

「よろしくね!!・・・で、私が事故で死んでしまった若者をキョンシーにしたときに女の子だったんだけど子宮が3つあったんだよ。」

 

「・・・で、はかせは対策とかも考えてる感じか?今入ってきたってことはそうじゃろ?」

 

「思ったんだけど、人口を調整するから今回のような種を残すための進化をしたと思うのね。だから時間の経過に頼るしかないし、下手に手出しするともっと酷いことになるから考えても仕方がないが結論だよ。私だけじゃなくて下の皆はそう思っているのが大半。長老が調整することに凝ってるのが皆不思議がってるよ。」

 

「いや、調整する方が一番良いと思っていただけじゃ。」

 

「なら戸籍関連は別として抑制するのはすぐにやめてね。・・・吉報もあるよ。人間は退化もするからね。種を残さなければいけないと思わせないようにしてね。それが爆発を止める方法だよ。それじゃあね。」

いきなり出ていってしまった。

 

「・・・抑制を撤廃するぞ。用意をするから部屋を空けてほしいのじゃ。」

この動きによって約30年後に人口爆発は収まることになる。

 

〔西暦96年目夏〕

総人口が10万人を突破した。

約25年で人口が4倍に増えたのである。

今もなおネズミ算・・・とはいかないが似た勢いで増え続けている。

そして銀貨の供給が開始されたのはこの年である。

 

「これでやっとデフレの恐怖に怯える日々からの脱却に目処が付いたのじゃ。・・・しかし第二の都予定地近くで金山(銀も産出)が出るとはな。」

豊羽鉱山に集中していた銀の採掘と、砂金のみだった金の採取が安定化し、その金山(以後恵庭鉱山)の保有していると見られる金と銀だけでも現在必要な通貨600万人分を用意できると見られるほどなので恵庭鉱山の凄さがうかがえる。

採掘量の拡大と精製のために開始団の規模をさらに縮小し、その分恵庭鉱山周辺に移住させた。

結果、政都5万人に対して第二の都予定地札幌では人口が3万人に達しようとしていた。

・・・いわゆる北海道政府が推し進めたゴールドラッシュである。

この動きの結果、恵庭鉱山より4キロ北東に光竜鉱山という化け物金山が発見されることになる。

恵庭鉱山の数十倍の鉱物資源があると見られている。

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