〔西暦136年春〕
政都の再開発をする傍らで新たに工房や窯の大量に建造した。
またこの建造の責任者に金糸雀をあてた。
これである程度成功してくれれば金糸雀を政務にあてられると私は考えていた。
「よろしく頼むぞ・・・金糸雀。」
「カナに任せるかしら!!」
〔西暦137年冬〕
・・・金糸雀に任せた工房と窯の建造計画は微妙な結果に終わった。
約2年で計画の最低ラインはできたものの、建造中に火災が起きたときに誤った指示で死者を出したのがいけなかった。
金糸雀はこの件で前のような人望が厚いリーダーとは見なされなくなってしまった。
・・・しかし依然として人気はあり、教育の部長から外れることはなかったが、政務を任せることは不可能になってしまった。
(・・・仕方がない。辛いが私がもう少し政務をしていよう。)
〔145年夏〕
北側の海岸に開拓団が到達したとの報告を受けた。
それによってまた道の整備が急がれ、大量の労働者をネロが集めて投入した。
この頃になると政都は10万人都市となり、札幌が5万人、1万人以上の町が6つとなった。
さらに椎茸等の一部のキノコ類の栽培に成功し、食卓がさらに豊かになっていった。
〔西暦160年春〕
この年に私達は一大決心をした。
税の導入である。
「なるべく負担にならないようにしなければいけないのじゃ。」
「消費税と湯銭と窯のレンタルだっけ?それで何とかなるのかい?」
「何とかなるわ。通貨の生産元は私達だから税率もなるべく低くするわ。・・・今回の税の導入は未来に必ず必要になるためのならしよ。搾取していると思われないようにしないといけないわ。」
「でも水銀燈・・・それよりも今は通貨の製造量を増やした方が良いって役人達は言ってるの。」
「雛苺・・・それは彼らが働きたくないからよ。開拓団を送り込むことを意識しすぎてこっちの仕事をサボりたいから言ってるだけだわ。」
「真紅そうなの!!あの野郎(はかせのことです)サボってたの!!ちょっとしばいてくるの!!」
ガチャ バン
カイギワオワッタ?
ハカセガサボッテイルコトガワカッタノ
エ?エ?
チョットコッチニクルノ
アァァァァゴフッ
「ただいま戻ったの。」
「具体的な税金はどうするのじゃ?」
「とりあえず消費税が1%、湯銭は銅銭1枚で10回入れる券を販売するわ。窯は2ヶ月単位で銀貨1枚とするわ。」
「・・・それくらいが妥当か。よし、すぐに税の導入を開始してほしいのじゃ。」
こうして世界で一番安い税ができた。