とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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失業中

〔数日後〕

借りているアパートの1室で就職先を私は探していた。

 

「ハァー・・・良いのがないな。」

この世界の年間失業率は約1%ととても少ないため通常なら普通に再就職できるのだが・・・

 

「人間から半妖になり、さらに神化すると頭のよさが半端ないんじゃ。・・・IQが95くらいだと面接で確実に落とされるのじゃ。」

前のアルバイトは歴オタのコネで就職できたものの、結局解雇・・・。

 

「・・・悩んでも仕方ないのじゃ。本やでも行って気分転換をするのじゃ!!」

私は外に出ようとした時、ポストになにか入っていることに気がついた。

 

「手紙?」

部屋に戻り封筒から手紙を取り出すと

 

《再就職プログラム》

 

「ん?」

 

《宮古芳香様

 

国営再就職凱旋委員会

 

あなたは信仰増大化計画法適合者と判明しました。

 

内容

・信仰の管理

・文化財の確保

 

給料

出来高制》

と書かれていた。

 

(なんじゃ?これは?)

私は不安になったが近くの市役所にて詳しく説明と言われたので行くことにしたんじゃ。

 

【市役所】

紙を役所の人に渡すと分厚いマニュアルが渡された。

 

「まずこれを読んでください。」

と言われ、飲み物を渡された。

 

〔数十分後〕

 

(纏めると荘園の管理みたいなものじゃな。それが世界まるごと・・・規模が違うが・・・。その中で生活し、歴史的な分岐点を作ることで別の平行世界を作り上げる・・・それで信仰を集めるか。)

しかしそれだけではタダ働きになってしまうので、文化財を集めることに繋がるのじゃ。

文化財はその世界で手に入れた物を神界のオークションに出展され、その売上をその世界で働いている人に渡されることになっていた。

 

(あと、その世界で働いている者を神の使いみたいな感じで崇められれば1人につき5グローブンをもらえるのじゃ。)

一見凄く良い仕事に見えるかも知れないのじゃが、この仕事・・・死亡率と未帰還率がとても高い。

まずどんな世界に飛ばされるかランダムで運が悪ければ核戦争が終わって人が誰もいない世界や、魔王城の玉座に飛ばされ、首はねがあり得ることなのじゃ。

いくら天使でも肉片になれば再生できないし、海底に沈められれば死ぬ。

2つ目に初期投資金が回収できず破産もあり得るのじゃ。

死にたくないから戦闘ロボットを借金してまで購入し、連れていったが、返済期限を超えてしまい破産。

3つ目に持っていける量が決まっているのじゃ。

4トントラックに入る大きさとなってるんじゃ。

最後に100,000,000グローブンを払い終わるまで帰ることができないと言うリスクもあるんじゃ。

・・・ようはギャンブル。

私はその日家にそのまま帰り、翌日に返事を言わなければならなかった。

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