とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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西暦230年~

〔西暦230年秋〕

噴火から約8年が経過し、完全に復旧が終わり、前以上の活況になったのがこの年だった。

噴火等の自然災害から身を守るために防災キャンペーンを実施し、保存食の売り込みをおこなった。

影響は凄まじく、食品加工工場の規模を約5倍にしなければいけなかった。

ただ、影響はそれだけでなく、初の会社ができるほどだった。

 

(社会の仕組みの過程を数段飛ばしで進んでいる気がするのじゃ・・・。)

最初の数年は会社と言っても政府に自分の店を承諾してもらうかわりに売上の4%を(合計5%)さらに税金として納めるというものだったが、政府御用達と書いた看板を掲げたのがきっかけで、客は政府に貢献している会社=その店で商品を買えば自分達も政府に貢献できるという感じになり、その店が爆発的に人気になったのだ。

これを見た周りの商人達も真似を始め、政府の許可をとっただけの店を個人店、さらに税金を納めて社会の活性化に貢献している店を会社と呼ぶようになったのだ。

で、会社の(その時は28店だけだが)代表と政府代表として真紅が決めた最低賃金と労働基本法が決められた。

これにより自社を盛り上げるために労働者を雇い出すと飽和していた人材が今度は少し足りなくなってしまった。

まず皺寄せが来たのが開拓団だった。

 

〔西暦231年冬〕

この年開拓団の一時凍結することが決定された。

 

「現状内需を発展させることで経済を回すべきだわ。」

 

「いや、伝統ある開拓団を一時とは言え凍結させるのは万が一貨幣不足を補う新鉱山発見が難しくことになるのでは?水銀燈経済部長。」

 

「いや、基盤整理のために凍結は賛成するね。新しく猪が豚のように家畜となった今整理するための時間が何よりほしい。しかも前のように人が飽和している状態じゃない。人が多くなったらまた開拓団を復活させれば良いんだしさ。」

 

「・・・蒼星石畜産部長。」

役人の一部は反対したが、現実をしっかり見ている役人と部長クラス、さらに私が凍結に賛成したことで凍結が決定された。

 

(・・・明確な理由もなく伝統だからと反対したやつらは解雇じゃな。)

私は事前に水銀燈達に話し合っていたが、長年解雇が出てないことを良いことに自分の利益を守ろうとして現状維持にのみ動くやからがいると・・・。

それははかせからの密告だった。

 

「私が部屋からでない理由は老害が能力もないのにでしゃばって来るのが嫌なの。いつも尻拭いは私か全体的な利益をみる人物、新人、良識がある人達で本当にじゃま。」

と本心で話していた。

結果約50人を段階的に解雇していった。

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