〔西暦245年夏〕
神界で総合体育大会が開催されていることを知った私はスポーツを推奨した。
とりあえず基本となる陸上競技10種目と相撲の全11種目を教えた。
特に相撲は人気で場所をあまり取らないことと、簡単なルールだったのですぐに広まった。
他にはコロボックルがやっと社会に馴染んだ。
今ではコロボックルが子供達と遊ぶ姿が見られるほどだった。
そこではかせがコロボックル一部を他の会社に勤めることを勧めてバラバラのところで働いている。
一応コロボックルの戸籍も作り、現在は84人いることを確認している。
「おつかれさまです。(・・・疲れました。)」
「D2・・・お疲れ様なのじゃ・・・ゆっくり休め。」
「ふ、ふー。」
コロボックルの最後は消えてなくなるらしい。
D2は光になって消えていった。
西暦245年の晩夏のことである。
〔西暦250年冬〕
会社と言えるものが200社を超えた。
これによりさらに労働者が必要になったが、10歳の子供を送り込まれても困るので学生の期間を14歳まで上げることになった。
金糸雀は
「はわわ!!書類の量が2倍かしら!!」
と叫んでいたが気にしないことにした。
嬉しいこともある。
ネロが都市の開発を終わらせたのだ。
冬宮殿をモデルにした建物は既に建設は終わっていたのだが結局冬宮殿もどきだけでは都市としての機能ができるはずもなく、周りに色々な建物を建てているうちに時間も延びてしまったのだ。
「・・・で、ネロ。満足か?」
「・・・満足なわけないだろ!!似せてもその神々しい感じは出ないし、居住性の向上のために無理な拡張をしてしまったからこれ以上の拡張ができない!!」
「・・・神々しいのは後からついてくるものじゃ。ローマでは建てられた初めから神々しかったかもしれんがそれは土地柄じゃ。数百年文明がある場所と開拓したばかりで何もない場所の違いじゃな。」
ネロは自分の作った宮殿を憎しみの意味も込めて十字宮殿と名付けた。
「お主が嫌いなキリストの象徴じゃ。」
「余があそこに行くときは大規模な改築工事をする時だ。」
それほどまで自分が作った宮殿が憎いネロだった。
【神界】〔西暦260年春〕
「久しぶりに来たのじゃ。」
私はオークションで面白いものを落札できたので取りに来た。
「宅配よりも直接取りに行かないと行けないとはな。」
それは宅配会社がお届け拒否と書かれていたので直接行くことになってしまった。
到着したのは政府直属の研究所だった。
「こちらになります。」
「おぉ・・・?こんなに小さいのか?」
「いえ、この光るのはソウルジェムと言いまして・・・まぁ人が押すと危険なのでこの箱に隔離しているのですがね。・・・制御はこちらでおこないます。」
「タブレットか?」
「はい。専用のタブレットを使ってもらいます。説明はこのタブレットの中にありますのでゆっくりと読んでください。」