とある宮古芳香の悪戦苦闘   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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見張り員

【政都 とある食道】

 

「・・・で見張り員として呼ばれたのがお主らか。」

 

「確かに暇だったですぅ。けど翠星石じゃなくてもいいじゃないですか?」

 

「暇なら良いじゃろ。・・・でもう一人来るのじゃろ?」

 

「確か・・・はかせの・・・」

 

「あわわわ止めてくださいー!!」

人間ではありえない速度で私に迫ってくる女性がいる。

 

(・・・どうしろと。)

私はこの時避けるを選択した。

 

バン バキバキ

女性は思いっきり木に激突し、木は勢いよく折れた。

 

「し・・・死んだですぅ!?」

 

ガバ

「いたたたた。・・・は!?芳香さんと翠星石さんでよろしいですよね?」

私はこの時察した・・・こやつが私の見張り員であると・・・。

 

「あ、あってるのじゃ。」

 

「そ、そうですぅ。」

 

「久しぶりです!!」

 

「「久しぶり?」」

 

「はい。数百年前はこの姿ではなく、万能型として活動してました。」

 

「ま、まさかあの停止したロボットか!?」

 

「はい。現在ははかせから名前をもらって東雲なのと名乗らせてもらってます。」

 

「・・・後ろのゼンマイはなんじゃ?」

 

「飾りらしいのですが・・・外れないのです。」

 

(はかせ1人でロボットの修理、改造をしたのか!?ならあやつは本当の天才じゃな。)

実際はニトリからもらった本を見ながら修理していたら、お遊びで付け足した声帯装置が上手く機能したので外装を改造したらしいが・・・芳香達が知るよしもなかった。

 

「・・・で、これからどうしますか?」

 

「政都に罪人が居るのはふさわしくない。・・・100年間はアラスカに行き、その後は本州に行くのじゃ。」

 

「本州・・・ですぅ?」

 

「奥州藤原氏と貿易をしたいのじゃ。」

 

「なるほどですぅ。・・・でも100年で滅ぼされるのではないですか?」

 

「私的には芳香さんや翠星石さんが危ないところに行かれるのは反対したいのですけどね。」

 

「滅ぼされてよい。私が欲しいのは3人の人材じゃ。奥州藤原氏4代目藤原泰衡、戦の天才源義経、第八十一代天皇安徳この3名を確保したい。」

 

「義経と安徳はわかるですぅ。・・・何で泰衡ですぅ?」

 

「泰衡は政治手腕はなかったらしいのじゃが経済に関しての潜在能力を神界では鬼才と評価しておるのじゃ。だから欲しいのじゃ。」

 

「そうですか。・・・とりあえずアラスカに行きましょう。」

3人で今後600年近く行動するとはこの時誰も思ってなかった。

 

【アラスカ】〔西暦1025年〕

 

「ワハハ・・・芳香達が来たときは何事かと思ったけど・・・助けに来てくれて本当に助かったよ。」

 

「智美の頑張りの方が大きいぞ。」

極寒の地アラスカは開拓団と翠星石、蒲原智美の政治で農北同様に北邦共和国の食料庫となっていた。

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