私ができることは道をしっかりひくこと、その間に駅を設置して馬がちゃんと移動でき、運搬が楽にできることである。
「せーの!!それー!!」
「長老少しはりきり過ぎですよ。」
「そうかのー?・・・ならこの先にある村までひいてしまうのじゃ。」
「へーい。」
開拓団との仲も良好でアラスカ最大の都市の亜安を中心とした道がひかれていた。
また、アラスカでは北海道で開発されたスプリンクラーを使った農法を採用している傍らで点滴灌漑と呼ばれる農法も翠星石が実験的に導入していた。
ただその前に川や上下水道、井戸の整備等の水問題を解決しなければならなかったが。
「ワハハ・・・平安京や太宰府ではこんなことはおきなかったなぁ。・・・貴族にはわからない問題が現場では多々おきている・・・か。」
「現場ばっかり行って政治能力はあるのに政治をしたがらない芳香もどうかと思うですぅ。」
「ワッハッハ・・・言うね翠星石。」
「目を離すと道つくってるか磁器焼いてるかってほど動くのが好きですぅ。・・・前世はなんだったのやら。」
「ワハハ・・・貴族で藤原と権力争いの傍らでやっていた政治が上手くいくはずないね。やっぱり貴族はダメだ。」
「・・・あぁ、前世ですぅ。」
「お茶を持ってきました。」
「ワハハ・・・ありがとう。」
「抹茶オレじゃない・・・チェンジですぅ。」
「えぇぇ!?」
「ワッハッハ。」
アラスカは今日も平和だ。
〔西暦1050年秋〕
原住民族との同化が開始した。
北邦共和国の男女はなぜか異民族受けが凄く良いので同化はスムーズにおこなわれた。
アラスカでは黄色人種同士の同化だが、農北ではヨーロッパ方面から流れてきたユダヤ系やスラブ系によって白人が少しだが増えてきていた。
私が神界の教授にこの事をレポートにして送ったところ、こんな返答が返ってきた。
《進化することに特化しているため別の血が入るとすぐに変化することが可能であると遺伝子情報から出ている。極端だが、そちら人で黒人のハーフと白人のハーフが子供を生んだ場合は黒人、白人、黄色人種のどれにでもなる確率が出た。
余談だか・・・遺伝子を調べていると面白い結果が出たので載せておくことにする。細胞の死滅期が遅い。40代でも20くらいに見えていると思う。》
と書かれていた。
(白人が増えるのは別に良いが・・・私が年齢の感覚が狂っておるな。最近よぼよぼの老人を見ないのはそのためか。)
この事が後に問題になるのだが芳香は知らない。