〔西暦1075年冬〕
「やはりアラスカの冬は冷えるのじゃ。・・・しかし建築の技術の向上が素晴らしいのじゃ。」
技術が蓄積した結果と神界から持ってきた建築物の写真から職人たちが様々な建築物を建てるようになった。
「余に続け!!」
ネロがこのブームを焚き付けて十字宮殿の失敗を取り戻そうと気合いをいれて色々な建物を設計していた。
「北海道の南部では生活効率が良い和風、北部はローマ風、上東海道は洋風、農北は中華と和風とモンゴルの融合、アラスカは雪国の防寒に特化した建築・・・か。まるで別の国にいるみたいじゃな。・・・未来の歴史評論家は発狂じゃな。」
実際に北海道の建築史を調べた学園都市の教授が発狂する事件がおこる。
「まぁ食文化が違うことはないし、言語も同じ、北邦共和国民としての自覚もある・・・なかなか上手くできておるな。」
ただし、建築だけでなく武器も発展することになる。
広大な農地や牧場をヒグマ等の肉食動物から守るためにここ200年で一気に発展した。
「刀や太刀、槍じゃな。・・・ただこれを儲けられると考えた会社が量産してばらまいたからのー。私の知らない場所でさらに発展してるかもしれないのじゃ。」
その考えが政府にもありこの年から武器を研究する機関が創設された。
後に外国や本州ではその機関の学習、改良、コストダウンの速さに恐怖した。
その名前はSB・・・名前の由来は当時の議長の頭文字だったらしい。
「まぁ殺人に使われなければ良いのじゃ。」
【平泉】〔西暦1105年春〕
私と翠星石、なのの3人で平泉に来ていた。
「まだ支配体制が完全ではないのかのー。」
「後の歴史だと1105年奥州藤原氏が支配を初めて22年年目で平泉に拠点を移した年ですよ。まだ混乱していても仕方がないかと・・・。」
「とにかく代表の人物と会うですぅ。」
家臣団に潜り込んだスパイの協力により面会はスムーズにおこなわれた。
「陸奥押領使殿(藤原清衡)この度はこの様な場を設けていただきありがたく存じます。」
「私も北の国から来た者には色々と助けてもらっているのでありがたく思っています。」
「事前にお渡しした書は読みましたか?」
「うむ。有益だった。」
「では・・・貿易と互いの友好を結ぶでよろしいですか?」
「うむ。」
「では始めにこちらから食料と芸術品を輸出いたします。」
「ならこちらからは器(秀衡塗)と宝貝、武具(さらに職人も数人)を出そう。」
「ではこちらに。」
「うむ。」
こうして奥州藤原氏と協力関係になった。