友達0のボッチの私に初めての友達ができてから10ヶ月の時が過ぎました。
今でも学校では友達は1人もできてませんが、お父さん!っじゃなかった、四野 災害くんは日本でも最高難易度を誇る雄英高校を受験するらしいので私も雄英高校を受験しようと思います。
そうすればお友達と一緒に学校生活を送れるし、すごく楽しみです。
「なぁ、穂地さん本当に雄英受けるの?」
「う、うん」
何だろう?私に雄英高校を受ける資格はないのかな?凄く難しいって聞いていたから、勉強頑張ったのにダメなのかなぁ?
「え〜伊那子ちゃん本当に都会の学校行っちゃうの〜?」
「おい!ただの都会の学校じゃねぇぞ!雄英だよ!しかもヒーロー科だぞ!全国の同ヒーロー科でもダントツの人気を誇り倍率は例年300パーセントを超える超、超大人気な高校だぞ!!」
「お、おぅ、わかったよ」
「いーや、お前はまだ雄英高校の凄さをわかってない、いいか?雄英高校はな、今や人気ナンバーワンのヒーローにしてその存在が悪への抑止力、正義の象徴と呼ばれる『オールマイト』が学生時代を過ごした学校でもあり、人気でこそオールマイトにら劣るが事件解決数は歴代でも1位のナンバーツーヒーロー『エンテヴァー』が学んだ、いわば英雄への登竜門みたいな場所なんだぞ!!」
「おい!お前ら遠巻きに眺めんな!ヒーローオタクが暴走するぞ!!押さえろ!取り押さえろ!!」
「うぁぁぁぁ!!!!邪魔するな!!まだだ!まだヒーローの魅力はまだ他にも沢山あるんだ!!」
「ダメだ!このヒーローオタク力強えぇ!人数足りねぇぞ!もっと、手ェ貸せぇー!」
「こいつの個性って力が上がるような物じゃねぇよな?何だこいつ!やべえ!!」
何だろう、あの人凄いな
「バカな男子なんて放っておいてさ、それより伊那子ちゃん本当に地元の学校行かないの?」
な、なに⁉︎これは一緒の学校に行って私達が楽しく話しているのを眺めてろ!って事?
「う、うん」
「そっか〜伊那子ちゃん本当に雄英受けるんだ、寂しくなるね」
「本当にね、でも伊那子ちゃんが行きたいなら行かせてあげないとね〜」
いじめる相手がいなくなって寂しい⁉︎
でも居なくなっても私たちには特に影響はないから行きたいなら行けば!って事⁉︎
怖いよぉ〜やっぱりこの学校怖いよぉ
「明日から雄英のある街に行くんだよね?」
「本当に気をつけてね?ケガしないのようにね?」
「準備できてる?荷物まとめた?ホテルとれてる?本当に大丈夫?」
「落ち着きなよ!オカン!」
これは…矢継ぎ早に質問する事で私の思考能力を乱す技?こんな事で私負けないよ!ヒーローには柔軟な思考能力も必要なんだから!!
バリーン!!
ん?ガラスが割れたような音
「おい!女子も力貸せ!このヒーローオタクやべぇぞ!!マジで暴走しやがった!!」
「アァアアアァァァァ!!!!マダダー!!ホカニモベストジィィニストガイルゾー!!!」
「ちょっ!落ち着きなよ!!」
「伊那子ちゃんは早く!教室から逃げて!」
……とうとう教室から追い出されました、教室には居場所がないって事ですか………ぐすん
お父さん!じゃない、四野 災害くん今何してますか?早く会いたいです。
◇
「いや、あのですね違うんですよ!私もね!自ら進んで雄英受けたいわけじゃなくてね、全身タイツの痴女ヒーローが受けないとやばい事するって言うんでね!そう!いや、どうせ俺が受かるわけないですしとりあえず受けるだけ!!ほら!本命の近所の普通科はもう受かってるし!」
「そーいう事をいってるんじゃないって言ってんの!」
私の息子が妻と話し合っている。息子正座、母が椅子に腰掛けた状態で……
それに何を言っているんだろう?
確かに『親父』の発言で個性自体の発動はランダムになったけど、それでも他の3つが出れば正直、そこらのプロヒーローなんて目じゃないくらいの活躍はできるし、それこそ個性を使わなくても2歳やそこらの歳の時から、私たち夫婦の特訓を受けていたおかげで、身体能力は既に人間のそれじゃない。
確か中学の個性を使わない身体能力テストでは
50メートル走:4秒31
握力:150キロ
立ち幅跳び:8メートル
反復横跳び:120回
ボール投げ:200メートル
20Mシャトルラン:400回
という頭のおかしい数値だった………
私たち夫婦の息子はいい加減、自分の身体能力と個性の異常さを理解したほうがいいと思う。
というか怯えすぎだろ災害、気持ちはわかるけど。
妻はお前が行きたいならやってみるといい、だけど後悔しないか?お前は本当にヒーローをやりたいのか?
という事を聞いているのに、まぁ妻も口下手な所があるから意味もそのままつうじてないみたいだが、
「災害、母さんはおまえを責めてる訳じゃないの、本当にヒーローになろうと思うのか?って言ってんの」
「そうだぞ災害、小さい頃はオールマイトかっこいい!とかヒーローに憧れる事を言っていたが、最近のお前はからヒーローに関する事は聞かないからこの話が出て母さんも動揺してるだけだ」
「ちょっ!あなた!」
息子にそういう所を知られるのが恥ずかしいのか頬を少し朱に染めた妻は未だに可愛い
「ヒーローになりたいなら、そう言いなさい。私たちは反対なんてしないから」
「な、なりたいです」
少し考え込んだ息子はすごく複雑そうな顔でそう言った。
「じゃ、そうしなさい!あんたの未来なんだからあんたのしたいようにしなさい!」
強気ではあるけど妻は親バカだからな今の言葉から親離れを感じたのだろう。災害に背を向け部屋を出て行った……さぁて可愛い妻を慰めにでも行くとしようかな。
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