そういやプロトアーサーピックアップ来ましたね!!期待してたんで課金しようか悩みました!!
……まさか呪札一枚でこんにちわするとは誰が予想できようか……
「さて始まりました、放課後専用機持ち同士による模擬戦!!実況は私、放送部二年の黛薫子と」
「解説の一年一組、フランス出身のクロト・D・ファブリェでお送りしたいと思います……というか、なんでこんなことに?」
本来なら俺は今ごろ模擬戦の相手になってるはずなのに……
事は一時間前ほど遡る。
「は?機体を一時回収する?」
突然ウサギからの通信が来たかと思って開いた矢先に言われたのはそんなことだった。
『そう!!クー君、最近試合で『ガンバレル』と『ヴェルデ』のパッケージをダブル展開したでしょ?流石にパッケージ二つを同時使用するなんて前代未聞過ぎて、機体の負荷がどうなってるのか分からないってことでね』
「あー……そういやスラスター周りの磨耗が確かに酷かったかもしれないな」
覚えが有りすぎて頷くしか行動できない自分に少し恥ずかしくなる。
『勿論この束さんには劣るけどクー君や一緒にいる我が弟子の
「……まぁ分かりました。それで、それまでは訓練機の『リヴァイブ』を?」
『それでも良いけど、クー君にはあれがあるし使えば「学園で『ルナーク』を使ったら大変なことになるので」……別に今さらだと思うけどね~』
ほっといて欲しい。俺としては確かに使いたいけどさ、パワーバランス考えると、そんな簡単にルナークを使えないんだよ。
『というより、あの衛星砲がなければルナークって基本的に武器少ないよね。ビームライフルとマシンガンとビームサーベルとシールドぐらいだし』
「そりゃ確かにね、それだけ見たら第二世代相当でしょうけど、仮にあれを使うとなったら、リミッター付きでさらき出力10%ですら多分、防護シールドを粉砕しちゃいますよ」
まぁ本音を言うと、ルナークの武器はどれもこれも足が止まる武装が多いのだ。サテライトキャノンしかりハモニカ砲しかり。
(つーか、二次移行してDXの原形保ってられるのか……)
「とりあえず、何時来るんです?それによっては色々と準備が――」
『大丈夫大丈夫、もう後ろにいるから」
はい?そう思って振り向くと、そこにはなぜか何時ものアリス&ウサミミではなく、カジュアルな白い清楚系ワンピースを身に纏ったウサギの姿があった。
「…………とりあえず、何があったんです?それ?」
「いや~、試作品作ってたら爆発しちゃって、
そう言ってくるくると回るウサギの、主に女性特有の膨らみが際限なく自己主張し、思わず鼻血が出そうなのを寸でで我慢する。
「おやおや~?クー君もしかして興奮しちゃッギャァァァ!?アイアンクローやめてぇ!!割れる!!この天才束さんの脳ミソぐちゃぐちゃになっちゃうから!!」
「はぁ、とりあえず機体は渡しますから、千冬さんが来るまえにさっさと会社に戻ってくださいね。あとスコールさんに今度少し高めのスコッチウイスキー送るって言っておいてください」
俺がそれだけ言うと、『イノベイク』の待機状態のチョーカーを渡し、それを受け取ったウサギはじゃあね~、という言葉と共に去っていった。
「……さて、仕方ないから簪に頼むか」
そして現在、簪に頼んだのまでは良かったものの、どこから嗅ぎ付けたのか楯無さんがそのことを拡散して広めてしまい、俺は俺でなぜか一緒にいた黛先輩に引きずられるように実況席に座らされてしまったのだ。
「さていきなりだけどクロト君、二人の対決についてどう思うかな?」
「そうですね……総士は同じ男子だし、簪は俺が設計したようなものですからね、どっちにも頑張ってほしいというのが本音ですね」
「おおなるほど!!それじゃあ二人の機体なんだけど、どういう感じの機体なのか教えてくれると嬉しいな~なんて」
「まぁ俺もある程度しか知りませんけど、総士の方は多分俺ら男子組の中なら最強クラスの実力者だと思います、機体についても高火力高軌道を重視した……イタリアのテンペストに近いヒット&ヒットを重視してます」
まぁ『ハイゼンスレイ』は変形機能があるんだが、それは実際に見た方が早いしとりあえず置いておく。
「続いて簪は、こちらは寧ろ弾幕で相手を無理矢理打ち落とすスタイルですね。機体自体は近中遠どれをとっても万能なマルチスタイルで、うちのウェポンシステムも搭載してるうえに、本人が得意とする薙刀を主体とした近接戦を含めて、まさしく日本とフランスのハイブリッドという感じですね」
しかも簪はマルチロックオンシステムを採用してるから、単純な物量火力ならハイゼンスレイのそれをも上回る事ができる。
「なるほど、ならクロト君ならこの二人と戦うときに気を付けたい所とかあるかな?」
「そうですね……これはどちらにも言えますが単純に使用武器の弾数と必要エネルギーの消費が激しいという所ですかね?総士は重ビーム砲、簪はミサイルと射ち所を見極めないと後半になって何も出来なくなるので、やるとしたら、被弾を極力抑えた長期戦をできるように心掛けたいですかね」
まぁもっとも、『イノベイク』でそれが限界なのだから、まともに戦うとしたら『ルナーク』でないとまず無理だ。つか『ルナーク』ですら厳しいかもしれない。
「なるほど!!そういえばなんですが、男子組の実力順ってどんな感じなのかな?」
「う~ん、状況によりけりですが、単純に技量という意味では総士が一番、俺と一夏がその次で、最後に春秋ですが、射撃の精密精なら逆に春秋がワントップで、次に総士、俺、一夏の順、瞬間的な判断力と観察力なら一夏が一番で、俺ら三人はタイですかね?」
俺?指揮能力とオールラウンダーという意味なら多分ワンチャンだな。寧ろ指揮能力ないとサテキャ使うとき味方に誤射したら堪ったもんじゃない。ビスケットが死んだときのオルガ並みに落ち込むぞ俺。
「ほうほう……お、どうやら先に出てくるのは総士君のようだ!!」
黛先輩のその言葉に会場中がいろんな意味で盛り上がる。黄色い声援もあれば、中には女尊男卑極まりない言葉で罵ってる者まで……つか女尊男卑連中、実力ないのに口だけ出すんじゃねぇよカスが」
「クロト君、口に出てるよ」
そう言われハッとするが、どうやら会場中はこちらの味方をしてるようで、だいぶ女尊男卑組の連中は身を小さくしていた。
「おっほん……さて総士君の機体ですが……なんか見た目ゴツくない?というかたっちゃんの最終兵器装備並みに大きいけど?」
「まぁその分、背部は当然ながら、脚部、肩部にも高軌道スラスターが設置されてますからね。武装に関しても、二丁の高出力ビーム砲とビームサーベル、そしてミサイルとある程度は全距離対応してますからね」
さて、あとは簪だな。折角の初陣だ、頑張れ親友!!
オマケ 姉として
虚「はぁ……」
楯「どうしたのよ、ため息なんかついて。虚ちゃんらしくないわね」
虚「いえ……最近、本音とちゃんと会話した記憶が無くて……」
楯「そうかしら……(まぁ本編に出てないしね)」
虚「少し前までなら、のんびりサボってる本音に注意という意味で声を掛けられたのに……今ではそれなりにちゃんとこなしてしまって……」
楯「……もしかして、虚ちゃんってシスコン?」
虚「……だって、私みたいな堅物で仕事しか出来なくて本編にも出れないような人間には、妹を愛でるくらいしか、休日やることがありませんから……」
楯「そ、そう……(作者!!なんとしても近日中に虚ちゃんを本編に出しなさい!!あと出合いも!!)」