今回は荒れる(確信)
side駄女神
「いつまでも泣いていられませんクシナダちゃん、経過だけでも観ないと。」
ダイスを回して加護を与えた神にしか出来ない行為である覗き見
資格がないと判断したときに即座に魂を呼び寄せる為の監視装置だが使い勝手はいい
「そ、そうですね。」
~女神視聴中~
「あん、タウマースごときが私の可愛い鏡君になにしてんだごらああ
(自主規制)して焼きごろおおおす。」
「鏡君は何故両親の愛情に恵まれないのか
ちょっと虫一杯とって蠱毒をしましょうあのク、げふんげふんの魂を教育してあげます。」
~女神視聴中~
「さすっが私の可愛い鏡君スッゴい強いよーカッコイイよー!!」
「さっきから私の私の連呼してますが最初にお姉ちゃんと呼ばれたのは私です
ですから鏡君は私のです。」
「あ"?クシナダちゃんはあのいい旦那さんがいるじゃなーい。」
「いい度胸です、その喧嘩買いますよ。」
ゴゴゴゴゴゴゴ
~女神視聴中~
「おい、あのアマ鏡君に近付くんじゃねぇよ
妹だぁ?鏡君は姉派ですー、あんた見たいなツルペタにはジョ(自主規制)ックはスタンダップしませんよー。」
「おう、なんやこのスケ(自主規制)に沈めてあげましょう
そうして傷心な鏡君を私が癒して依存させて私が居ないと何にも出来ないようにしましょう!」
~女神視聴中~
「スッゴーイ女の子助けて無言で去るとか惚れちゃいますやろー。」
「うふふふふ、蠱毒の準備は出来ました鏡君の近くの女を全て排除します。」
「ばかそれは洒落にならん、やめーや。」
「でもそしたら鏡君が雀蜂に襲われた蜜蜂の如くかっ拐われますよ!」
「よし、この際妥協しよう、協力して鏡君を私達の物にするわよ。」
「ええ、この状況で四の五の言っては居られません。」
side天使s
「やべーよアテナ様ちょーキレてるよ!」
「何でも人の子と結婚しようとして試練の為に転生させたらしいわ。」
「つかお友達のクシナダさんまで背中から黒いオーラ出してるぞ。」
「ぬう、この現象は!」
「知っているのか、雷電!!」
「ああ、東洋のサイコホラー神秘ヤンデレだ
特定の男に対して異常なまでの執着心や依存により次元すら越え、時には神をも殺す化け物だ。」
「なぜ東洋のサイコホラーがアテナ様にまで発現しているんだ?」
「あくまで起源が東洋なんだ、ヤンデレは女性誰にでも発現する可能性がある。」
「対処法は?」
「無い、あの怒りが治まるか
精神安定剤たる御影鏡とやらが戻ってくるまでは。」
「そ、そんな!?仕事が只でさえ貯まっているんだぞ!」
じーーーー
「ハァッ!!」
「そうね、クシナダちゃんストレス発散に先ずは一発大きな花火でも上げない?」
「それは覗き見さん達にもいい経験ですね。」
「最近面白いアニメを下界で見たのそれを再現しようと思うの、それの機体の再現できる?」
「あーこれですか分かりました良いですよ。」
全身が金ぴかのロボットが出現し
身の丈以上もある大型の青いライフルを握りペダルに足を掛ける
「此処から居なくなれーっ!!」
その掛け声とともにロボットがボタンを押す
ズッゴォォン!!
轟音が響き渡り天使達は白とピンクのプレッシャーの後ろにいたガザの如く丸焼きにされた
side御影鏡
「取り敢えず、移動しないと。」
見つかる訳にも行かないため疲れた体を引きずって這うように移動する
―ガサッ!
「っ!だ、誰?」
返事が無い
恐る恐る茂みを覗くと酷い怪我をした黒猫がいた
「助けないと。」
黒猫を抱き抱え聴力を強化する
水の音がする、それほど遠くない
走った先には小さな川があった
外套をある程度引きちぎり水に浸け黒猫の体を拭いてあげる
そして影の中から数字で47と記載されたプラスチックの箱を取りだし
中にある赤い錠剤を一粒黒猫に飲ませる
「やばい、もう限界。」
流石にこのまま寝るわけにも行かず
黒猫を抱え自分の影の中に入る
ここは時間の流れが止まった場所だから寝るには持ってこいなのだ
先に入れて置いた白龍皇の水晶が邪魔なため外に吐き出しそこで眠った
~キング・クリムゾン!時を約160年吹っ飛ばす!~
随分と寝てしまった
貧弱な魔力量と能力昇華のために眠ったのは良いが
問題は黒猫を連れて寝てしまったことだ
餓死しないように寝る前に自分の栄養を分け与える様にしたは良いが
詰まりだ
「お腹減った。」
「ガル!」
風の初期魔法を発動させ木を斬り倒しお椀に加工する
向こうに見える山の木が吹き飛んだように見えたが錯覚だろう、なんせ初期魔法だし
「パパの贈り物。」
お椀を持ってそう唱えるとお椀は暖かなスープで満たされる
「あー美味しい、暖まるー。」
その暖かなスープを完食し、黒猫がじゃれてきた為少し遊ぶ
思う存分なで回し体も慣れて来たため立ち上がり土から新しい外套と仮面を造り出す
蝋引きされた革製の黒いガウン、唾の広い魔術師の様な三角帽子、鳥を思わせる白いマスクを装備し
「さてと、僕はもう行くよバイバイ!」
黒猫にそう言って背中を向けると
黒猫が僕の肩に乗る
「着いてくるの?」
目を細めて気持ちよく体を擦る黒猫はYESと答えているようだった
「じゃぁ行こうか。」
side十六夜咲夜
「はぁ、これからどうしましょう。」
私は今絶望的状況にある
今まで仕えていたお家が戦争の
しかもあの白龍皇と赤龍帝の喧嘩に巻き込まれて主人が死んでしまいお家が断絶
現在進行形で無職である人間界では無職をニートと呼びゴミ扱いするらしい
私はゴミか
「やばい、泣けてきた。」
元々あの家でも姉の様に特別有能と言うわけでもなく
はぁー私って何してきたんだろ
足が動かなくなる、目的も無くずっと歩いているだけだから当たり前ですね
遂に進む事も出来ずにうつ伏せに倒れてしまう
「私って何なんでしょうか?」
答えは返ってこない
意識が段々と薄らぐ次が有るならもっといい一生を送りたいな
それを最後に私の意識は閉じた
side御影鏡
「私って何なんでしょうか?」
突然聞こえて来た声にビックリして身を隠す
それ以降声は聞こえない
黒猫の時よろしくおっかなびっくりで近づくと銀髪のメイドさんが倒れていた
「ちょっ、大丈夫ですか?」
返事は返ってこない
「失礼します。」
一声掛けて
メイドさんの手を握り、イリスの力で体を調べる
「良かった、ただの体調不良か。」
土から毛布を造り出し、メイドさんに掛ける
流石に春に近い気候でも風邪を引いてしまうこともある
「今日はここで野営だね。」
僕も毛布を影の中から出し猫と一緒に寝る
side十六夜咲夜
いい臭いが鼻を擽り眠りから覚める
毛布、誰か優しい悪魔が貸してくれたんだろうか
「あ、起きたんですね、おはよう。」
酷く幼い様な声が後ろから聞こえる
「すみません、有難う―」
振り向くと異形な格好をした少年?がいた
いや言葉を失ったのは底じゃない問題はその少年の格好だ
人間界で流行った黒死病の医師に酷似していて一定の気味の悪さがある
彼?の肩に乗っている黒猫が彼のマスクを引っ掻き始める
「あ、ちょまって!」
マスクが外れ屈んだ時に帽子が落ち、ストレートロングな艶のある黒髪が零れる
そうして彼女(断言!)が顔を上げる
「あ、あはは、見られちゃいましたよね、御影鏡です。」
その困った様な笑顔に一瞬ドキッとしてしまい
自分に私はノーマル、百合じゃないと言い聞かせる
「十六夜咲夜です、ここまでしてもらい有難う御座います。」
彼女に毛布を畳んで返す
彼女はそれを受けとると
「朝ごはんスープしか無いけど出来てます、一緒に食べませんか?」
「いえ、そこまで迷惑を(くぅー)」
「お腹減ってるんですね、食べましょう、そうしましょう!」
彼女に半ば引き摺られる様に移動し、丸太を半分に切った椅子に着席すると
暖かいスープで満たされた木のお椀とスプーンを渡される
「スープだけはお代わり自由なんで、じゃ、頂きます。」
「い、頂きます。」
確か食前に頂きますと言うのは東洋の習慣ですね、それに艶のある黒髪彼女は東洋から来たのでしょうか
そんな事を考えスープを口に運ぶ
「お、美味しい。」
この味は何だろう懐かしいとても懐かしい味がする
涙が出てきました、何ででしょう、凄く美味しいのに
「え、なんか入ってました?す、すいません。」
「違います、何故かとても懐かしい味がするんです。」
そう言って彼女を抱き締めるこんなにも良いものを食べさせて貰えたのです感謝しかありません
「ま、先ずは食べましょう。」
抱きつかれたのにビックリしたのか彼女の頬が赤い
凄く可愛いく見えてしまい顔が熱くなる
「さ、咲夜さん鼻血出てますよ鼻血!」
彼女が鼻を吹いてくれる
「食べましょう。」
~少女食事中~
彼女のスープを食べ終え彼女は食器等を何処かにしまい
一緒に居る黒猫とじゃれている
そんな彼女の元に向かい私は今までの出来事を話す
そうしたら彼女は笑い
「僕と一緒に目的を探してみる?生きる目的をさ。」
話を聞くに彼女もお姉ちゃんとまた会うためにここに来たけど何をしたらいいか分からないらしい
と言うより僕?
「ええと、鏡ちゃんでいいんですよね?」
触れたらいけない気がしないけど好奇心で聞いてしまう
「ちゃん?僕は男だよ。」
ま、マジですかああああああああ
わ、私は今まで男の子に頬を染めてたんですか!?
いや、ちゃんと考えればそれなら私はノーマルです
それよりも下手な女の子より女の子ですよ
こう言うのなんて言うんでしたっけ人間界ではええと
「そう、男の娘なんですよね、分かりました。」
彼の頭に乗っている黒猫までもが衝撃で落ちそうになっている
そして私の発言にああ納得見たいな感じで肩に乗る
「で、一緒に来る?」
「ええ、ご一緒させて頂きますお嬢様。」
決めた私はこの子に使えよう
死ぬ寸前の私を救ってくれて笑顔にまでしてくれたんだ
ここで仕えなきゃ侍女魂が廃ります
「この十六夜咲夜、お嬢様に誠心誠意お仕え致します。」
「ふぇっ、僕は女の子じゃないよぉ。」
若干涙目になってるお嬢様マジで可愛い
「ね、ねぇ咲夜さんって人換算で何歳?」
「18で御座います、お嬢様。」
「ま、また女の子扱いするぅ、あ、じゃぁお姉ちゃんだね、僕15だから。」
「お、おおおお、お姉ちゃん!?!」
ブバッと擬音が付きそうな勢いで忠誠心が鼻からでる
慌てて鼻を抑える、静まれー私よ静まれー
「じゃ、じゃぁ私の事を咲夜お姉ちゃんって呼んでもらえますか?」
メイドとしてはご法度な呼び方ではありますがメリットには勝てません
「うん、咲夜お姉ちゃん!」
今日一番の量を誇る私の赤い忠誠心が鼻からハイマットフルバーストされた
side御影鏡
「ねぇ、咲夜お姉ちゃん、人間界ってどういけば良いの?」
「そうですね、普通に行くのならやはり電車などでしょうか。」
「じゃぁまず電車に乗って日本までいこう!」
「それは良いですがお嬢様、現在進行形で私達は無一文です。」
「そこは大丈夫!」
土を掬い魔力を籠めて質をあげると金ができる
「ほら!」
手を開き見せる
「お嬢様は錬金術も出来るのですか凄いですね!」
「あ、咲夜お姉ちゃんのお給料どうしよう!?」
「私はお嬢様に一生を救ってもらったんです、それ以上の対価は望みません。」
そう言うけどなんか無いかなー
じゃぁプレゼントにすればいいんだ僕に仕えてくれて有難うって
並んで歩きながら影の中を探る、何かが引っ掛かりそれを引っ張り出す
出てきたのは拳程の水晶だった、そう、白龍皇の水晶
よし、触媒は決まった後は何に加工するか携行性がよくて日常的に使うのがいいなぁ
冥界の質屋に着いたようで咲夜お姉ちゃんが歩みを止める
「咲夜お姉ちゃん僕も入っていい?」
「ええ、一緒に行きましょうお嬢様。」
店のなかを見て回るうーんどれも微妙だなー
あ、目を奪われたのは一つの懐中時計だった
「うん、これなら携行性も日常的にも使うよね。」
咲夜お姉ちゃんが戻って来る前に水晶に咲夜お姉ちゃん想い魔力を籠める
出来上がったのはピカピカの銀の懐中時計だった
店から出て三番線に乗り日本を目指すなんと1時間で着くそうだ
その電車の中で渡そう!
side十六夜咲夜
「ふふふ。」
お嬢様がニコニコしていてとても幸せです
電車の中で私の上に座ってニコニコしてる、あー癒されるー
「ねぇ、咲夜お姉ちゃんこれ僕からプレゼント!」
そう言ってお嬢様は袋に入った物を私に手渡す
その袋を開けると銀色の綺麗な懐中時計が入っていた
それを手に取っり開いた瞬間に全てのピースが嵌まった様な感覚がくる
目を開くと全ての目に見えるお嬢様以外の物が白黒になっていた
「時が、止まってる。」
理解する、この全世界で動けるのは私とお嬢様だけだと
この力の使い方が全て脳に入ってくる
「お嬢様、こんな並みの神器以上なもの何処で手に入れたんです?」
「創ったの、咲夜お姉ちゃんを想って。」
「へ?神器を?創った?」
「あ、咲夜お姉ちゃん内緒にしてくれる?」
「な、何をですお嬢様。」
「僕、神様なのギリシャ神話の!」
脳のキャパシティを越えそうではあるが理解できますええ、お嬢様を理解してこその侍女ですから
ああ、黒猫が気絶してる可愛そうに
「何て言う神様なんです?お嬢様。」
「イリスって言うの、でもお父さんに捨てられたから内緒にしてね。」
「イーリスと言う女神なら知って居ますが?」
「イーリスは僕の妹!」
ええええええええヤバいヤバい
滅されちゃう滅されちゃう滅されちゃう
やっと最高の主人に会ったのに滅されちゃううううう
「お、お嬢様。」
「なに?」
目を擦りながら聞いてくれるお嬢様もイケますねご飯じゃなくて
「私の事滅します?」
「お姉ちゃんは滅しないよ、好きムニャ。」
その声を聞き安堵を覚え
お嬢様の寝顔を観賞する
「好き・・・。」
グッと心の中でガッツポーズを取る
ははは私はお嬢様からの寵愛を受けるのだー
残念だったなジョジョー
ジョジョって誰でしょう?
駒王町~駒王町~
「お嬢様日本に着きましたよ。」
寝顔をもっと観賞したかったぁ
side御影鏡
「お嬢様日本に着きましたよ。」
「うん、起きた。」
電車を降りて地下のホームから階段を上がる
「土地の権利書とかはでっち上げるとして、この人間界のお金はどうするんです?」
勿論それにも案はある
影から皿を一枚取りだし能力の一個を発現させる
皿の上にブルーベリーソースのチーズケーキが出来上がる
「私はもう驚きません、ええお嬢様は何でも出来るんですもん。」
若干自己暗示めいた事を言っている
「なんでもはできないよ。」
「えっ、何でも出来そうに見えるんですが
そう言えば!お嬢様15才でしたよね?」
「うん、そうだよ。」
「ハイスクール行きましょう!」
「高校?」
その日僕の高校生活が始まった
まぁ、あれだカップ焼きそば現象に釣られたと思ってくれ
(ほかの紅魔組が出る可能性はたぶん)ないです
そして咲夜さんはPAD長ではない(驚愕)
そして無理やりすぎる懐中時計という名の時間操作