ある建物の中、そこに入ってくる二人の人影
「やれやれ、ボーダーの顔を使ってずいぶんなことを考える輩もいるもんだな・・・・・・」
「まったくね、ちょっとテレビに出てるからってそれを使うなんてずいぶんね」
二人の目の前には拘束された複数人の人物が座らされていた
「さあて、この人たちは?」
「いつも通りよ、うちで拘束させるわ・・・・」
「オーケー」
と二人は後ろに控えていた者たちに後始末をさせるのであった
「それにしても、ボーダーの活動に支障をきたせない結果になればいいけど・・・・・・」
「そうね、まだボーダーにはいろいろと役に立ってもらわないと困るものね」
と二人はつぶやくのであった・・・
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翌日
ボーダー本部のラウンジにて読書をしているナギサ、すると
「ナギサさーん」
一人の少女がナギサに話しかける
「あ、綾辻さん」
「ふふ、相変わらず読書が好きですよねナギサさん」
綾辻遥、ボーダーの顔と呼ばれるA級五位、嵐山隊のオペレーターでボーダーの内外にファンクラブを持つ嵐山隊のきれいなお姉さんの通称を持つマドンナ、二人は同じ席で向かい合って話をするのであった
「ところで今日のニュースの事ですけど・・・大丈夫でしたか?」
「うん、いろいろ事情聴取的なことされたけど、関与がないことが分かったから特に責められるようなこともなかったんだ、それにしてもひどい話ですよね、私たちを使って何をしようとしてたんでしょう」
「それはあまり知らない方がいいと思いますよ、それこそたぶん余計に気分悪くすると思いますし・・・」
「それもそうですね・・・あっ」
すると、そこに積み上げられている本の中の一冊の本を手に取った
「これって、前からほしかった本だ・・・仕事が忙しくて買いに行く暇がなかったからな」
「よかったらどうぞ」
「え、いいんですか?」
「僕はもう読み終わってますから」
それを聞いて嬉しそうな笑顔を見せる綾辻
「はい!、ありがとうございます‼」
とその本を大事そうに胸に抱える綾辻であった
「そういえば今日の防衛任務は嵐山さん達とでしたね・・・ご一緒しましょう」
「はい」
と二人はともにラウンジを歩いて後にするのであった、ちなみにその場にいた一部の男性は嫉妬のまなざしを向けていたとかどうとか・・・
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防衛任務後
「助かったよナギサ、今日はいろいろ立て込んでいたからな・・」
「今日のニュースの事ですね、でも未然にその不正が分かったみたいでよかったですね」
「そうすうよもう、俺たちあれ以来にらまれっぱなしで、まあ誤解がとけたみたいで今は落ち着いていますけどね・・」
嵐山と佐鳥と話をするナギサ
「でも一つ、気になることがあるんです」
「気になること?」
「ええ、実はこのことを誰かが知らせた、つまり密告したという話があるんです」
「密告・・・ですか?」
時枝と木虎の話を聞いて驚愕するナギサ
「でもどうやら匿名だったみたいで、その密告者が誰なのかは今も調べているそうなんです、それでその調査のために僕たちも事情を・・・」
「まったく迷惑な話ね、私たちの名前を使って何かをしようという輩も不届きですけど、正体も明かさない密告者も得体が知れずに不気味です・・」
「・・・・・・・」
二人の言葉に少し黙り込むナギサ
「ナギサ?」
「・・・・え、あいや、何でもないです」
すると
「お疲れ様です皆さん」
綾辻が一同をねぎらう
「それじゃ報告書をまとめて僕はもう帰ります」
「そうか、今日はありがとうな」
「お疲れ様です」
とナギサは嵐山隊の面々と別れるのであった・・・
広がっていく疑心・・・